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抜歯について

こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

今回は抜歯について、お話させていただきます。

 

◆抜歯の適応症

抜歯以外の歯科治療法では治療効果をあげることができないものが抜歯の適応とされています。

ですが抜歯は最後の手段なので、慎重に検討する必要があります。

抜歯の適用となる歯について見ていきましょう。

 

  1. 先天歯や早期萌出歯:舌下面に潰瘍や肉芽腫形成の原因となっている場合

(リガフェーデ病)

  1. 晩期残存(生え変わりの年齢を過ぎても乳歯が残っていること)

:後続永久歯の萌出障害となっている乳歯

  1. 残根(歯の根っこの部分しか残っていない)となり、修復不可能な歯
  2. 歯周疾患やそのほかの原因により歯槽骨(歯を支えている骨)が吸収し動揺(歯がグラグラしている状態)が著明な歯
  3. 歯根の吸収が著しく、動揺のある歯
  4. 根尖病巣(歯の根っこの先に細菌の膿ができている)があり、歯内療法や歯根端切除術などによっても保存が期待できない歯
  5. 埋伏歯、過剰歯、転位歯で、健全歯や周囲組織などに障害を及ぼす歯
  6. 顎骨骨折の骨折線上にあり、骨折治癒の障害となる歯
  7. 外傷により歯根が破折し、保存不可能な歯
  8. 顎炎の原因となった歯で、将来も顎炎が再発するおそれのある歯
  9. 悪性腫瘍に接し、それを刺激している歯
  10. 悪性腫瘍の放射線治療に際して、障害となる歯
  11. 補綴的処置(被せものなど)のため抜去を必要とする歯
  12. 矯正歯科治療のため抜去を必要とする歯(便宜抜歯)

 

◆抜歯の禁忌症

禁忌症には全身的禁忌症と局所的禁忌症があります。

医学が高度に進歩した今日では、全身的な疾患を有している患者様でも絶対に抜歯できないという絶対的禁忌症は少なくなり、条件によっては抜歯が可能になり、ほとんどが相対的禁忌症という扱いになっています。

しかし、高齢化が進むとともに全身的な疾患を有する患者様も著しく増加しており、他科主治医の協力を得て十分に対策を立てて抜歯を行うことが重要です。

・全身的禁忌症

  1. 循環器疾患:狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心内膜炎、高血圧症
  2. 代謝性疾患:糖尿病
  3. 肝疾患・腎疾患
  4. 血液疾患:再生不良性貧血、白血病、血小板減少症、血友病
  5. 妊娠・月経
  6. 薬物服用中:抗凝固薬、副腎皮質ステロイドホルモン薬など

・局所的禁忌症

  1. 急性炎症の存在:炎症を拡大する可能性がある
  2. 悪性腫瘍内の歯:腫瘍を急速に増大させる危険性がある
  3. 血管腫付近の歯:大量出血の危険性がある

・智歯周囲炎(親知らずがたまに痛くなる方)

  親知らずの生え方によって深いポケットを形成し、細菌感染により歯冠周囲に慢性炎症が起こります。主に下の親知らずに起こる症状です。

〜症状〜

親知らずの周囲の歯肉が赤く腫れている、何もしていなくても痛む、押すと痛む。炎症が進むと、ポケットから膿が出る、口を開ける際や、飲食物を飲み込む際に痛みが出る、顎下リンパ節が腫れる等の症状が現れ、全身倦怠感、37~38の発熱がみられます。

〜治療〜

炎症が軽度の場合にはポケットを洗浄し、ポピドンヨード(イソジン)などによる洗口を続ける。炎症が発展し、腫瘍形成がみられる場合には腫瘍切開を行い、抗菌薬を投与します。痛みや、周囲の炎症が治まったら抜歯をします。

〜抜歯の前準備〜

 ☆全身の診査と検査

  ①既往歴および家族歴の問診

  ②体温、脈拍および血圧の測定

必要に応じて尿、血液、心電図、肝機能~腎機能などの諸検査

 

 ☆局所の検査と処置

  1. 抜去する歯、ならびに周囲組織の診査
  2. エックス線写真による歯根および歯槽骨の状態の確認
  3. 歯垢および歯石の除去と、口腔内全体の清掃
  4. 周囲組織に炎症がある場合は、先に抗菌薬を投与して消炎をはかる

 

◆抜歯を予約するときの注意

体力のある、朝か午前中が望ましいです。
当日は化粧や口紅などをとること、身体を締め付けない服装のほうがリラックスできるので良いです。

また、前日は深酒や過度の過労を避け、睡眠を十分にとってください。

◆抜歯後の注意事項

  ☆口腔衛生について

  1. 出血が気になるようであれば、ガーゼを5~30分程度噛んでいただくと出血の勢いが弱まります。
  2. 術部を指や下で触らないようにして下さい。
  3. 抜歯した当日は、うがいは避けてください。再出血する原因となります。
  4. 歯磨きは、抜歯した場所を避け、なるべく翌日から行ってください。

 歯磨き粉はつけないか、つける場合はごく少量で行ってください。

  ☆安静について

  1. 当日は、過度な運動はお控えください。
  2. 入浴は避けてシャワー程度にして下さい。

血圧が上がり、腫れや出血、痛みの原因になります。

  ☆食事について

  1. 麻酔が切れるまでは、飲食を控えてください。
  2. 刺激のあるものは避けてください。(硬いもの、熱いもの、香辛料、柑橘類、炭酸飲料などの刺激物)
  3. 当日は、酒類はご遠慮ください。

  ☆薬の服用について

  1. 薬は、必ず指示通り服用してください。
  2. 蕁麻疹などの異常や副作用があれば、直ちに中止し連絡してください。

         ☆その他

  1. 抜歯を受けた場所の周囲が翌日腫れることがあるかもしれませんが、通常2~3日でおさまります。氷・アイスノンなどのご使用は避けてください。
  2. 高熱や出血が続くようであれば連絡してください。
  3. 痛みが強く出ている時は抜歯できません。一旦お薬で炎症を抑えてからの抜歯になります。
  4. 抜歯処置に際し、生理はあまり関係がないといわれていますが、痛み、貧血症状が重い方は体調が良い時に行ったほうが安心です。

 

◆抜歯後3日目以降の疼痛 ~ドライソケット~

 抜歯後の疼痛が一旦減少したにもかかわらず、抜歯後3日目以降に再び疼痛が発現した場合はドライソケットになっている場合があります。

ドライソケットとは、抜歯窩内の血餅形成が少なく、抜歯窩壁が露出して鋭痛を伴うものです。

ドライソケットの発現確率は約3%といわれ、特に斜めや真横に生えた下の親知らずを抜歯したときに起こりやすいです。

  治療法は、抜歯窩を温めた生理食塩液で洗浄して清潔にした後、綿花(ワッテ)などで乾燥させ、抜歯窩内に抗菌薬軟膏またはプロネスパスタ®を填入し、さらに流出防止と外界との遮断を目的にサージカルパックを行うか、止血用シーネを製作して装着します。通常は約2週間程度で疼痛は軽減します。

  

◆抜歯創の治癒経過

  1. 血餅期:抜歯窩内が血餅で満たされている時期。抜歯直後から4~5日目までの期間。
  2. 肉芽期:血餅がしだいに肉芽組織に置換する時期。抜歯後5日~3週頃までの期間。
  3. 仮骨期:抜歯窩が新生した骨組織により満たされる抜歯後1~2カ月頃までの期間
  4. 治癒期:抜歯窩を満たした仮骨が正常な骨組織により補填変化する時期で、抜歯後2~3カ月頃まで。

 

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底した感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆さまのご来院心よりお待ちしております💓

 

◆東京流通センター歯科クリニック

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