歯を失った時の治療方法
2023年9月14日
こんにちは😊
江東区東大島にある歯医者
ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です✨
今回は歯を失った時の治療方法についてお話します。
虫歯や歯周病で歯が失ってしまうと、食事が食べづらかったり、人目を気にしてしまったり日常生活にも影響してきます。
歯を失う原因の一番は歯周病ですが、その他にも虫歯を放置してしまい歯を抜くことになってしまったり、あるいはスポーツなどでも歯に負担がかかってしまい歯を失うこともあります。
今回は、歯を失ってしまった時の3つの治療方法をご紹介いたします。
それぞれの治療方法に、メリットとデメリットがありますので、そちらを十分に理解した上でご自身にあった治療方法を選んでいただければとおもいます。
◆歯を失った時の3つの治療方法
歯を失ってしまった場合の治療方法には、3つの治療方法がおすすめです。
①インプラント
②ブリッジ
③入れ歯
◆インプラントについて◆
インプラントとは、歯を失ってしまったところに、人工の歯の根っこ(チタン製)を埋め、その上に人工の歯の被せ物を取り付ける施術のことをいいます。
ブリッジや入れ歯と比較した場合、インプラントは天然の歯に一番近い構造を持っています。また、3つある治療方法の中でも「インプラント」は、周りの健康な歯に一番負担をかけにくいため、特におすすめの治療です。
【メリット】
- 天然の歯に一番近い構造をもっているため、天然の歯とほぼ同じ、自然な見た目になります。
- 歯が抜けてしまった部分にのみ施術を行うので、周りの健康な歯を傷つけることがありません。
- 食事の際には、健康な歯と同じ状態で、食べ物の味覚や温度を感じることができます
- 天然の歯とほぼ同じように食べ物を噛むことが出来るため、食べ物を噛んだ際に違和感がありません。
- 天然の歯とほぼ同じように食べ物を噛むことが出来るため、顔の筋肉が衰えることがありません。
- インプラント手術を行った後、定期的にメンテナンスを行うことで、半永久的にインプラントをお使いいただけます。
- ほぼ天然の歯に近い構造であるため、他の歯とのかみ合わせが安定します。
- 歯が1本なくなるだけで、発音が従来通りに行いにくくなる場合がありますが、インプラントを入れるとそのような問題が緩和されます。
【デメリット】
- 顎骨にインプラント体を埋め込む手術を行う必要があります。
- 骨が少ない場合は、骨組織を再生する治療を行う必要があり、治療期間が長くなる場合があります。
- CT検査などの精密な診査の結果、インプラント治療が行えない場合があります。
- 保険適用ではないので一般的な保険の入れ歯、ブリッジなどの治療と比べ、治療費が高額になります。
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◆ブリッジについて◆
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を削り、失った歯と、支える両隣の歯を連結した被せ物をはめて、失った歯を補う治療方法です。ブリッジは入れ歯のように取り外し式ではありません。
歯は一度削ってしまったり欠けてしまうと元には戻らないため、健康な歯は削りたくない方には向いていません。
【メリット】
- 入れ歯と比較した場合、ブジッジは連結された被せ物を固定してしまうため、安定感があり、違和感が少ないです。
- ブリッジを入れる箇所によって保険が適用される場合があるため、比較的安価での治療が可能です。
- インプラントと比べた場合、治療期間が短いです。
【デメリット】
- ブリッジは連結したかぶせ物を固定するために、健康な両隣の歯を削る必要があります。
- 支える歯に問題がある場合は、先に支える歯の治療を行う必要があります。
- 失った歯を補うために両隣の歯でかぶせ物を固定しているため、食べ物を噛む際に、両隣の歯に負担がかかります。ですので、本来は健康だった両隣の歯の寿命が時間とともに縮まってしまいます。
- 歯と歯の間のすき間から空気がもれ、発音に影響が出ることがあります。
- ブリッジと歯ぐきの間の隙間に食べカスなどがつまるため、お口の中が不衛生になりやすく、むし歯や歯周病が進行してしまう場合があります。よってメンテナンスも難しくなります。
- 保険適用のブリッジは基本的に小臼歯以降の歯は銀歯になりますので、笑った時などにキラっと目立ってしまう場合があります。こちらに関しては自自由診療になってしまいますが、セラミックなどの白い歯を入れていただければ目立つことはないです。
- 一部分が壊れた、治療が必要な時にブリッジ全体を外さなければいけないケースもあります。
◆入れ歯について◆
入れ歯とは、数本の人工の歯と人工樹脂を連結したものを入れて失った歯を補うものです。健康な周りの歯または歯ぐきに、入れ歯を固定して食べ物を噛む機能を回復する方法です。全ての歯がない場合は『総入れ歯』、部分的にない場合は『部分入れ歯』を入れます。
入れ歯は、ブリッジと異なり取り外し式です。
【メリット】
- ブリッジでは対応できない、3本以上歯を失ってしまった箇所でも『入れ歯』であれば治療が可能です。
- 入れ歯のバリエーションは多く、患者さまの症状に合わせて製作が可能です。
- 保険が適応される『入れ歯』もあるため、比較的安価での治療が可能です。
【部分入れ歯デメリット】
- 歯がない両隣の歯で入れ歯を固定するため、固定する留め金に汚れが溜まりやすくむし歯や歯周病になりやすくなる場合があります。
- 歯がない両隣の歯で入れ歯を固定するため、本来は健康だった両隣の歯の寿命が時間とともに縮まってしまいます。
- 入れ歯を固定している歯に違和感を感じる場合があります。
- 固定している留め金が金属性のため、見た目を損ねる場合があります。
【総入れ歯のデメリット】
- 入れ歯をお口の中の粘膜で固定するため、慣れるまでに違和感を感じます。
- 入れ歯をお口の中の粘膜で固定するため、まれに入れ歯が外れ、食事や会話に支障がでる場合があります。
- 入れ歯をお口の中の粘膜で固定するため、食べ物の熱が伝わりにくく、食べ物の本来の味を感じ取れない場合があります。
- 歯ぐきで固定するため、固い物が食べづらくなる場合があります。
【入れ歯全般のデメリット】
- 定期的に外してお手入れが必要です。
- 本来天然の歯を支えていた顎の骨が、歯を失ったことより後退してしまい、入れ歯が不安定になってくる場合があります。
- 天然の歯とほぼ同じように食べ物を噛むことが出来ないため、徐々に顔の筋肉が衰える場合があります。
歯を失ってしまった時は、ご自身の生活に合わせて治療方法を選択していきましょう。
費用や治療時間もそれぞれ異なりますので、ご家族や担当医ともよく相談して今ある歯を大切にしながら、失ってしまった歯を補い、健康なお口を作っていきましょう☺️
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