歯科医師が歯を抜く時に注意していること
2017年6月21日
ハートリーフ歯科クリニック東大島の院長の松原です。
今日は抜歯する時に僕らが何をみて、何を注意しながら歯を抜いているかについてお話しようかと思います。
普通、保存が困難になってしまってやむ得ず抜かなければならなくなった歯に治療を施すとき、私達はその後の治療法によって歯を抜く方法を変えています。
今日はその中でも前歯にインプラントする治療についてお話すると、まず歯茎の炎症の状態の確認をします。急性炎症が起きている場合は基本的には抜きません。まずは炎症を引かせる消炎処置を優先します。
そしてその後炎症が治まった状態で歯茎のラインが両隣の歯茎より上にあるのか下にあるのかを確認します。上にあればそのまま抜くのですが下にある場合はこのまま抜いてしまうと歯茎が下がってしまい今後その部位の見た目の歯が長くなります。そのため歯茎を下げない処置をします。
歯を引っ張り出し歯茎を伸ばすエクストルージョンという処置をします。そこで歯茎を揃え今後の見た目が悪くならないように考えてぬいていくのです。
皆様が当たり前に治ると思う状態を作ることに私達歯科医師はそれをいつでも叶えられるよう日々学びをしています。
説明が長くなりそうなのでこの続きはまた明日お話しますね。