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こんにちは。江東区東大島の歯医科、ハートリーフ歯科クリニックです。
最近ぐっと気温の低い日が増えてきましたね。
朝布団から出るとき、寒いお風呂場や脱衣所で奥歯を無意識に食いしばってしまっていることはありませんか?
今日は歯周病と歯ぎしりの関係について少しお話ししようと思います。
皆さんに質問です!
Q1:皆さんは歯ぎしりをしていますか?
「寝てるときに歯ぎしりしてるよ」
人からそんな指摘されたことはないから大丈夫!と思った方、いらっしゃるとおもいます。しかし、安心してはいけません!
歯ぎしりは無意識に歯をすり合わせる行為です。自覚がなくとも、実は日本人の7割が歯ぎしりを経験していると言われています。自覚をしてる方のほうが少ないということですね。
では次の質問です!
Q2:歯周病の検診、しっかり受けていらっしゃいますか?
歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。毎日のブラッシングでとり切れなかった汚れが原因です。
進行すると歯を支える歯槽骨が溶かされ、歯がぐらぐら動くようになり、やがて抜歯しなくてはいけなくなります。
自然治癒することがありません。
歯周病はサイレントディズィーズ(Silent disease):静かなる病気 といわれています。ひどくなるまで病気と自覚されることの少ない病気なのです。 そのまま放置しておくとその歯の寿命が短くなるばかりか、健康な歯にも悪影響をおよぼし、お口の中全体が悪くなっていきます。
≪歯ぎしりと歯周病の関係≫
歯ぎしりをしていると、歯は常に揺さぶられている状態になります。揺さぶりが続くと歯と歯肉の境目(歯肉溝)は必要以上に広がった状態が続きます。ブラッシングでとり切れなかった汚れが広がった歯肉溝に奥深く入り込んでしまうと歯周病を急速に進めてしまうことがあるのです。
歯並びやストレス、過度な集中やスポーツ、アルコールやたばこなども原因になると考えられています。
このように歯ぎしりは様々な原因から起こるものです。そのため完全に歯ぎしりを止めることは難しいと言われています。
日中の歯ぎしりはある程度気をつけていただくことができますが、寝ている間の歯ぎしりは意識的に防ぐことができないためマウスピースをお勧めしています。
歯周病により歯槽骨が溶けてなくなってしまうと、その骨は基本的に元に戻すことはできないと言われています。
歯周病は生活習慣病の一つです。進行を完全には止めることのできないとても治療の難しい病気であり、クリニックで行う歯周病の治療は、今ついている汚れを取り除くことで歯周病の進行スピードを遅らせるためのものです。
早期発見、早期の対応がとても大切ということがわかります。
何かお気づきのこと、お困りのことがありましたらお気軽にクリニックにてご相談ください。