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カテゴリー: スタッフブログ

酸蝕症について


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です✨

 

今回は酸触症についてお話したいと思います

歯が溶ける、と聞くと

虫歯を連想する人が多いと思いますが、虫歯じゃないのに歯が溶けてしまうことがあります。

これは酸触症と呼ばれるもので、簡単に言うと「酸によって歯が溶ける病気・現象」です。

主に長年の食習慣から起こってきます。ゆっくりと進行するため、ご自身でも気がついていない人もいらっしゃいます。

私たちの歯は、酸性の刺激に弱い性質を持っているので、歯が酸にさらされやすい生活習慣があると、エナメル質・象外質が除々に溶けていきます。

虫歯とは違うの?

歯は体の中で一番硬い組織で、かなり頑丈にできています。

でも、酸には弱く、長い間酸にさらされると溶けてしまう弱点があります。

酸で歯が溶けると聞いて、まず連想されるのは虫歯だと思いますが、虫歯はミュータンス菌という虫歯菌が歯に感染し、酸を作り出すことで歯を溶かしていく病気です。

つまり、虫歯は細菌感染症の一種といえます。

一方、酸食症は、細菌による関与がありません。

虫歯菌が作り出す酸ではなく、食品などに含まれる酸性の物質が歯を溶かしていく病気です。

◆酸蝕症の特徴◆

酸触症になると、次のような特徴が出てきます。当てはまるものはないですか??

  • 歯の先端が以前より薄くなってきた
  • 冷たいものでしみやすくなってきた
  • 歯が黄色っぽく、ツヤがなくなってきた
  • 歯が小さくなってきた・丸みを帯びてきた
  • 歯の表面にガタガタと段差ができてきた

◆酸蝕症になる原因◆

酸蝕症になる原因は、体の中から出てくる酸による内因性と、酸性の食品など外から取り込む外因性の2つに大きく分けられます。

〜内因性の酸蝕症〜

内因性の酸飲症は、主に胃酸が逆流してくることによって生じます。

例えば、過食症や拒食症で、嘔吐(おうと)をする機会が多いと、胃酸がお口を経由して体外へと出ていきます。その際、歯が酸性の刺激にさらされて、エナメル質が溶かされていきます。そうした摂食障害がある方は、酸飲症にも十分注意して下さい。

もうひとつ、胃酸に逆流する現象としては「胃食道逆流症」があげられます。

胃と食道とのつなぎ目が狭くなるなどの異常によって生じる症状で、嘔吐反射も促されることがあります。その他にもアルコールを大量に飲む習慣があり、頻繁に嘔吐する方も酸蝕症になりやすいです。

〜外因性の酸蝕症〜

外因性の酸蝕症は、酸性度の高い飲み物や食べ物を習慣的に摂取することが主な原因です。

酸っぱい食べ物や飲み物を好む人は酸触症を起こしやすくなります。

健康のために酢や酸っぱいものを摂ることの多い人は要注意です。

また、〝酸性度が高いといっても、お酢やレモンなどのすっぱいものだけでなく、ジュースや炭酸飲料を始めとした清涼飲料水、ワインなども該当します。特にスポーツドリンクは盲点となりやすいです。

スポーツドリンクで酸蝕症になる理由

スポーツドリンクはミネラルも同時に摂取できるため、暑い夏場の水分補給には最適な飲み物ですよね。口当たりがよく頻繁にゴクゴクと飲んでしまいがちです。特に夏場は、たくさんの汗が出て、脱水症状、熱中症などの深刻なケースにならないようにこまめな水分補給が何より重要となります。

社会全体でも、夏場はミネラルなども同時に取り込めるスポーツドリンクが水分補給に最適とされています。もちろんそれは身体のためには間違ってはいないのですが、スポーツドリンクには大量の糖分が含まれているだけでなく、酸性度も比較的高いので頻繁に摂取するとお口の中が酸性に傾き酸蝕症のリスクが高まってしまいます。

◆酸蝕症の予防◆

〜内因性の酸蝕症の予防法〜

内因性の酸蝕症は、摂食障害や胃食道逆流症が原因となります。

逆流性食道炎や過食嘔吐の人は胃液がお口の中に上がってきて歯を溶かしてしまいます。

胃酸は非常に酸が強いので、歯には大敵です。

ですので、まずはこちらの病気を治すことが予防に繋がります。これらの病気は内科的な治療が必要となるため、まずは病院に相談しましょう。

〜外因性の酸蝕症の予防法〜

外因性の酸蝕症は、以下の点に気をつけることで予防しやすくなります。

①酸性の飲食物を避ける

お酢やレモンなど、明らかに酸性度の高い食品は、できるだけ避けるようにしましょう。

完全にやめる必要はありませんが、口にする頻度を減らすだけでも、酸蝕症の予防につながります。お口の中のpHが高まると、脱灰現象が起こりやすくなります。

②酸性の強い飲食物を口にした直後は歯磨きをしない・ゆすぐ程度に

酸蝕症の進行を防ぐためには、酸性の飲食物を多量に摂った直後には歯みがきをしないことも意外と大切なポイントです。

酸性の飲食物をとった直後は歯の表面のエナメル質が柔らかくなっているため、30分程度時間を置くか、お水で洗口してから歯磨きするようにしましょう。

30分くらいすればまたお口の中のpHが中性に戻っていくので、そこでしっかり歯磨きをしていきましょう。

③フッ素を歯に作用させる

歯が溶ける現象である脱灰(だっかい)は、フッ素によって予防できます。

フッ素は歯の再石灰化を促すだけでなく、酸に対する抵抗力も高めてくれるます。

そのため、普段からフッ素入りの歯磨き粉や洗口液を使用したり、定期的に歯医者さんでのフッ素塗布をしましょう。

④睡液の分泌を促す

唾液には、酸性に優いたお口の環境を中性に戻す作用が期待できます。

さらに、歯の再石灰化を促す作用もあるため、唾液の分泌量を促すことは、酸蝕症の予防に繋がります。唾液の分泌量は、唾液腺をマッサージしたり、食事の際によく噛んだりすることで増加できます。

寝る前には酸性の飲食物を控える

就寝中は唾液の分泌が少なくなり、お口の中のpHが中性に戻りにくくなります。

虫歯のリスクも上がるので、寝る前はお水かお茶にしておきましょう。

 

 

虫歯は部分的に歯が溶かされいきますが、酸蝕症は歯が全体的に溶かされていきます。

またゆっくりと変化していくのでご自身ではなかなか気がつきにくいことが難点です。

心当たりのある方は食生活や胃の健康状態などを今一度見つめ直してみて下さい。

そして、定期的に歯医者さんでもケアをして一緒にお口の健康を守っていきましょう☺️

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆さまのご来院心よりお待ちしております

 

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抜歯後の注意事項について


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

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今回は抜歯後の注意事項についてお話したいと思います

当院では抜歯の予約を取る時は、激しい運動やお酒を飲む予定がないかどうか確認してから予約を取らせて頂いております。その他にも抜歯後にはタバコを控えていただいたり、お風呂はシャワー程度にすることなど抜歯後には注意していただく点がいくつかあります。

◼️まずは抜歯後の注意事項として

☆麻酔が切れるまではお食事をなるべく控えていただきます。

抜歯の際は局所麻酔をします。麻酔が効いている間は口腔内の熱や痛みの感覚がなくなり、熱いもので火傷をしたり、舌を噛んだりと思わぬ事故につながる恐れがあります。

局所麻酔の持続時間は、血管収縮剤を含む一般的な麻酔薬の場合は23時間ほどです。

また麻酔の効きには個人差がございますので23時間より長く効いている場合もありますので注意が必要です。

口腔内の感覚が戻ったのを確認してからお食事をするようにしましょう。

☆タバコは控える

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあります。血管が収縮して血流が悪くなると、傷口を塞ぐのに必要な血液が不足している状態になり抜歯した部分の傷口の治りが悪くなります。

また、抜歯をすると一時的に穴が空いた状態になります。タバコを吸うと抜歯後の傷口の治りが悪くなり、歯を支えている歯槽骨が露出することがあります。

この症状を「ドライソケット」といい、耐えがたい痛みを伴うことが多く、約1ヶ月ほど続きます。

そうならないためにも傷が落ち着くまでは禁煙することをおすすめしています。

☆お酒を控える

☆お風呂はシャワー程度にする

☆激しい運動をしない

上記3つは血の巡りが良くなり、出血しやすくなってしまうためお控えてください。

☆傷口を触らない

穴が空いていて気になると思いますが、汚れた指などで触ると抜歯後感染のリスクもあります。

☆強くうがいをしない

抜歯の穴に溜まった血液がかさぶたの役割を果たしますが、強くゆすぐことで流れてしまいます。こちらもドライソケットの原因になります。

☆処方された薬は指示通り服用すること

 特に抗生剤は決められた量を必ず飲み切るようにしましょう。

☆出血が止まらない場合はガーゼやティッシュを丸めて傷口の部分で噛んで、圧迫止血をして下さい。

当院では滅菌した止血用の新しいガーゼをお渡ししています。

◼️抜歯後に起こりうる可能性

☆抜歯後の痛み

術後2日目くらいまでは痛みが残ることが多いです。痛み止めのお薬を服用して様子をみて下さい。

骨を削っている場合はもう少し痛みは続く恐れがあります。痛みは引いてきている場合はほとんどの場合は大丈夫だと思いますが、痛みが強くなってきている場合はドライソケットになっている可能性がありますので早めに歯医者さんを受診して下さい。

☆抜歯後の腫れ

術後の腫れは痛みより遅れてくることが多いです。ピークは術後2日目くらいと考えて下さい。骨を削った場合は1週間程度違和感が残ることもありますが、あまり心配せず担当医に相談して経過をみて下さい。

☆術後に空いた穴

抜いた穴のことを抜歯窩(ばっしか)と言いますがこれは穴の大きさによって閉じる時期が異なります。

基本的に歯茎が治るのが2週間から2ヶ月かかります。骨は3ヶ月から半年くらいかかると言われておりますので、概ね半年もあればきれいに治ってきます。

◼️抜歯後に以下の内容が生じる場合は要注意!

☆ドクドクと拍動性の痛みがある

☆血が止まらない

☆唇に感覚がない

☆嫌な匂いがする

上記のような症状がある場合は一刻を争う場合もあるので、早めに歯医者さんを受診して下さい。かかりつけやお近くの歯医者さんが診療時間外、長期休暇の場合などは救急でみてもらうことも検討して早めに診てもらいましょう。

◼️抜歯後の食事について

☆抜歯後は柔らかくて食べやすい食事がオススメ

抜歯後に食事がしたい方は、局所麻酔が切れる施術後23時間後が目処になります。治療痕は傷つきやすく、また傷口の回復に役立つ血餅がとれやすい状態のため、雑炊やおかゆのような柔らかくて食べやすい食事が最適です。

あまり良くない食事としては患部を刺激しやすい熱いもの、香辛料やスパイスの強いものです。炎症を悪化させる恐れがあるため、抜歯後は刺激物はお控え下さい。

☆傷口の治りを早めるビタミンや亜鉛が豊富な食事をとる

ビタミンや亜鉛が豊富な食事を摂ることで、抜歯後に傷口の治りを早める効果を得られます。

ビタミンAは緑黄色野菜や乳製品、卵などから摂取できる栄養素で、皮膚や粘膜を保護する効果があります。また、肉や魚、ナッツ類に多く含まれるビタミンB群にも、皮膚や粘膜の代謝を促進する効果があります。

必須ミネラルである亜鉛には、傷口の免疫力を高め、皮膚の新陳代謝を改善する効果があります。

亜鉛は玄米や大豆、卵、チーズ、ナッツ類から効率的に補うことができます。ビタミンCやクエン酸と同時に摂取することで、亜鉛の吸収率を更に高めることができるため、野菜や果物を摂るようにしましょう。

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

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今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

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歯がしみる原因


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

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銀歯がしみる原因とは❓

食事をした時などに銀歯がしみて痛いと感じたことありませんか❓

虫歯を治療したばかりなのに銀歯の歯がしみたりと不安になったことがある方も多いのではないでしょうか。

銀歯がしみる時期は治療後すぐの場合や虫歯治療から数年経ってからの場合など、症状が発生する要因やタイミングは色々です。

入れてから年数がたっている銀歯の場合

 

◆知覚過敏によってしみる

歯がしみる主な原因の一つに知覚過敏が挙げられます。

この知覚過敏が理由となり、銀歯の入っている歯がしみるような感覚になるのです。

治療した歯でもしっかりケアしないと歯周炎を発症し歯茎が下がって知覚過敏の症状が現れはじめます。

この状態の時は、銀歯が入っている歯を改善するのではなく歯周炎を改善する方がお勧めです。

 

◆虫歯によってしみる

虫歯治療からかなり時間が経過しているのに、日常生活で歯がしみ出したら虫歯を疑いましょう。

銀歯の下で虫歯が進行しているのはよくあるケースです。見た目は歯にしっかりついているような銀歯ですが、治療の時期から年数が経つとつけていたセメントが劣化し細菌が侵入したり、そこから二次カリエスが進み小さな隙間ができていたりします。

進行していた虫歯が原因となり神経にダメージが発生して、多少の負荷で歯がしみるようになる場合もあります。

違和感を感じた場合にはすぐに歯医者さんを受診しましょう。

 

最近入れたばかりの銀歯の場合

 

◆金属特有の痛みを感じる

熱伝導率がいい金属製で出来ている銀歯は、冷たいものや熱いものを口の中に運ぶとその刺激を神経へ送りやすい性質を持ちます。つまり、銀歯の周囲の神経は刺激を感じやすくなり、飲食物を口に運ぶたびにしみたように感じるのです。

このしみる感覚は治療からあまり時間が経っていない期間に感じやすくなります。

しかし、この状態は長い期間継続されるものではなく神経が感じやすくなっている期間が過ぎ、様々なダメージから保護するための第二象牙質(修復象牙質)が出来上がると少しずつ痛みが治まります。

もし治療の後に以上のような痛みをすぐ感じた場合は、アイスや氷などの冷たい食べ物や熱い飲み物を控え23日は温度変化が小さい食生活をしましょう。

 

◆神経にダメージを与えている

最近の歯科治療は可能な限り歯を残す方向で治療を進めているケースが多いです。例えば、回復の見込みがある神経があれば出来るだけ歯を残すように治療を施します。

しかしながら、患者様によっては神経が思うように回復しないケースもあります。

その際、衰弱している神経がダメージを受けることで痛みを感じることも考えられます。

時間の経過と共に歯へのダメージを感じにくくなるケースもありますが、一定時間をおいてもしみる、また、しみるが痛いに変化するなどの症状が生じれば歯医者さんを受診してみて下さい。

 

◆神経が痛みを感じやすくなっている

歯の表面は硬い層で形成されていますが、内面はそれほど丈夫さはなく神経が通っている部屋があり繊細です。治療のすぐ後は、歯を削るという口の中で大きな刺激が加わったことで歯の繊細な部分が炎症を起こし神経が痛みを感じやすくなっています。

しかし、治療のすぐ後の痛みに対しては様子をみることが多いです。

そのまま痛みがなくなればいいですが、痛みが増すようでしたら再度その歯を検査して治療していきます。

 

このように銀歯がしみる原因は年数が経ってからと入れたばかりでは異なります。

数年経過した銀歯の二次カリエスに関しては定期検診を受けることで早めに発見し早期治療を行うことで最小限の治療で済むこともあります。

銀歯を新しく入れた場合もしっかりケアをして長持ちするように心がけていきましょう☺️

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

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今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆さまのご来院心よりお待ちしております💓

 

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歯の構造


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今回は歯の構造についてご紹介したいと思います

歯は歯冠部と歯根部の2つに大きく分けられます

歯冠部は歯茎から出ている部分で、歯根部は歯茎の中に隠れている歯の根っこの部分になります。歯冠部と歯根部にはそれぞれ役割があり、細かい組織でできています。

歯冠部は、外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄」と3層構造でできています。

◆エナメル質

エナメル質は歯の表面になっているところです。

いつも私たちが歯の形として見ているのは、歯のエナメル質の部分ということになります。体の中で最も硬い組織で、骨よりも硬いとされています。

鉱物の硬さを表す「モース硬度」において、ダイヤモンドは最大硬度の10ですが、エナメル質は水晶と同じ76だと言われています。

この硬い歯の表面で歯の内部を、お口の中のいろいろな刺激から守っています✨

エナメル質は虫歯に対して抵抗性があり、虫歯になっても痛みを感じない部分です。いつの間にか虫歯が進行していることがあるので、虫歯の初期症状に気づいたら早めに治療を受けましょう!

◆象牙質(ぞうげしつ)

エナメル質の内側にあり、エナメル質を支えている重要な役割をしています。

エナメル質よりも柔らかく、骨に近い硬さをもっています。

先ほど、エナメル質のモース硬度は76とお話ししましたが、象牙質は65に相当します。

歯の神経は象牙質の内部にあるので、象牙質が露出してしまうと、冷たいものや甘いものがしみたり、歯磨きをするとピリっと感じたりすることがあります。

そのため、虫歯が象牙質部分まで進んでしまうと、痛みを感じるようになります。

◆歯髄(しずい)

歯の一番中心の部分にある、いわゆる歯の神経です。

歯の痛みは、主に歯髄から生じています。虫歯で夜も寝られないほど強い痛みがある場合は、歯の神経が虫歯菌に感染して炎症を起こしている可能性が高いです。

 

歯根部は、「歯肉」「歯槽骨」「セメント質」「歯根膜」の4つの組織からできています。

◆歯肉(しにく)

一般的に「歯ぐき」と呼ばれる部分です。

健康な歯肉はピンク色や淡い赤い色をしています。

◆歯槽骨(しそうこつ)

歯を支える顎の骨です。

歯周病が進行すると骨が溶けて、酷くなると歯がグラグラしてきます。

◆セメント質

歯根の表面を覆っている柔らかい組織です。

歯周病などで歯肉が下がるとセメント質が露出し、虫歯になりやすくなるので注意が必要です。

◆歯根膜(しこんまく)

歯槽骨とセメント質をつなぐ薄い膜で、「シャーピー繊維」と呼ばれる強い繊維で結ばれています。「硬い」「軟らかい」などの咬みごたえを感じ、咬むときに歯や歯槽骨にかかる力を和らげるクッションのような役割があります。

 

このように歯には一本一本に大切な組織があります。

初期の虫歯や歯周病などは痛みを感じないケースもあり、気づいたときには進行していることがあります。

こうならないためにも定期的に歯医者さんで検診を受けて、お口の健康を一緒に守っていきましょう✨

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

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フッ素について


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今回は歯医者さんでは身近な【フッ素】についてお話したいと思います

皆さんは、歯医者さんで「フッ素」という言葉は聞いたことはありますか❓

虫歯予防のために歯面を綺麗にした後に塗布したりと歯医者さんでは日常的に使用しています。

特に、小児歯科においては柔らかくて虫歯になりやすい乳歯の歯質を強化する目的でよく使用されている化合物です。

フッ素の利用は、WHO(世界保健機関)をはじめ世界の150以上の保健関連団体がフッ素の安全性・効果を基にその利用を推奨しており、日本においても、日本歯科医学会や厚生労働省、日本口腔衛生学会などから虫歯予防に有効であると推奨されております。

しかしながらその一方で、フッ素の安全性に疑問を投げかける意見もあり患者様の中にはフッ素利用について不安を感じている方もいらっしゃると思います。

そんな皆さんのフッ素に対する疑問や不安にお応えするため、フッ素についての基礎知識や有効性、危険性などをまとめてご紹介します

 

そもそも、フッ素ってなに?

 

フッ素とは、私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類などに多く含まれています。

フッ素はミネラル(無機質)の 1 つで、カルシウムと同じように歯と骨の構成成分(構成素)であり、歯や骨の石灰化度を調節する働き(調節素)を持っています。

虫歯予防に欠かせないだけではなく、むし歯予防以外にも骨に対して有益な作用があり、適量のフッ素摂取により骨折や骨粗鬆症の予防が期待できます。

また、大動脈の石灰化を予防する作用もあり、結果的に冠動脈疾患(心臓疾患)による死亡率が低下するという報告あるほど大切な役割を担っています。

 

フッ素が虫歯予防に効果的な理由

1、再石灰化を促進

フッ素は、歯から溶け出したカルシウムなどが再び歯の表面に戻ろうとする作用(再石灰化)を助け、歯の修復を促進します。

2、歯質を強化する

フッ素が歯に取り込まれることでエナメル質を強化し、」さんに溶けにくい強い歯にします。

3、虫歯を抑制

フッ素の抗菌作用により、虫歯菌の働きを抑えさんの生産を抑制します。

 

フッ素の効果と使い方

◆フッ化物歯面塗布(予防効果:3040%)

歯科医師や歯科衛生士がフッ素を歯の表面に塗る方法で、歯科医院や市町村の乳幼児健診などで行われています。
新しい歯が生えるのに合わせて年34回繰り返してフッ素を塗ると効果的です。

◆フッ化物洗口(予防効果:5080%)

フッ素の入った液で1分程度ぶくぶくうがいをします。毎日、もしくは週に1回程度行います。
ブクブクうがいができるようになる4歳ごろから行えるようになります。

◆フッ素入り歯磨き剤(予防効果:2030%)

市販のほとんどの歯磨き粉にフッ素が入っています。毎日のケアが大切です。

 

フッ素は危険と聞いたことがあるけど、大丈夫?

なんでもそうですが、決められた量以上に摂ることはよくありません。フッ素の場合、過剰摂取してしまうと、中毒を引き起こす場合があります。

フッ素による中毒は、主に急性中毒と慢性中毒にわけられます。

急性中毒

多量のフッ素を誤って一度に摂取した場合、急性中毒を引き起こします。
見込み中毒量は体重1kg当たりフッ素量5mgとされており、症状としては、悪心・嘔吐・下痢などが考えられます。

例えば、体重20キロほどの4-5歳児の場合、見込み中毒量はフッ素量100mgとなりますが、これは一般的なフッ化物洗口液(フッ素濃度225ppm450ml45回分)を一度に飲み込んだ場合に相当する量です。

 

慢性中毒

フッ素の慢性中毒の症状としては、現在、骨フッ素症(骨硬化症)と歯牙フッ素症(斑状歯)が確認されています。

骨フッ素症(骨硬化症)

骨フッ素症(骨硬化症)とは、骨の形成に影響が出てしまう病気で、症状としては関節の痛みや硬直・脊髄や靭帯の石灰化などが挙げられます。
骨フッ素症は、インドなどの熱帯地方や中国の乾燥地帯でフッ化物濃度が高い飲料水を利用している地域での報告が多い症状で、>8ppm以上高濃度のフッ化物を含む飲料水を20年以上にわたり摂取し続けると、1015%の確率で発症するといわれています。
日本では水道水の水質基準が定められており、フッ素及びその化合物は0.8mg/L以下と制限されています。

歯牙フッ素症(斑状歯)

斑状歯とは、歯の表面のエナメル質に白い斑点がみられたり、色素の沈着がみられたりする症状のことを言います。
斑状歯の原因はさまざまありますが、そのうちフッ素が原因で起こる斑状歯を「歯のフッ素症」といい、歯の形成される時期(生後~7,8歳)に、2ppm以上のフッ素を含む飲料水を継続的に摂取したことが原因とされています。
水や食物の摂取のより吸収されたフッ素は、成人であればその90%以上が尿として排出されますが、骨の成長期にあたる子どもの場合、その3040%が骨の構成成分として取り込まれるため、過剰摂取による影響が出てしまうのです。

 

虫歯予防にフッ素を活用した場合のお口の中に残るフッ素の量は、歯科医院で行われるフッ化物歯面塗布など、高濃度のフッ素を使用した場合でも 11.5mgとされています。

いずれにしても、毎日飲み込むわけではないので慢性中毒の心配はありません。

 

適切な量を使用して、毎日歯をケアしていきましょう

育芯会では歯科衛生士が患者様のお口の状態に合わせて、歯ブラシや歯磨剤をご提案させていただいています。

フッ素のことやどんな歯磨剤がいいのかなど気になることがありましたらお気軽にスタッフまでお声かけ下さい☺️✨

 

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矯正歯科治療の目的


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江東区東大島にある歯医者

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今日はマスク生活が終わりを迎えた今、さらに需要が増えている

矯正治療についてお話していきます

矯正歯科治療の目的

  • 口腔保健を悪化させ、歯列の健康の維持に不利益をもたらす不正咬合のリスクを取り除く。
  • 望ましい咬合や”顔面骨格構造の調和、快適な顎口腔機能を得る。
  • 患者様に生涯にわたる快適な口腔機能を提供する

目標

  • 正常に機能する咬合の達成、顔面および口もとの審美性の改善
  • 機能的問題の改善(顎機能異常、咀嚼・嚥下障害、構音障害)

治療の流れ

1.主訴や現病歴、医科的および歯科的既往歴、治療への期待などをお伺い

2.歯科医師による診察の後、口腔内写真および顔写真の撮影

3.エックス線写真の撮影、印象採得、咬合採得、PCRの記録による情報をもとに、診断

4.問題点、治療計画、治療装置、治療開始時期などについて患者様および保護者の方にご説明

5.初期の治療計画が決定され、矯正歯科治療の実施

 

歯を移動する治療が終了(治療期間は個人差がございます)したら矯正装置を撤去し、保定に移行します。

 

矯正歯科治療の種類と開始時期

矯正歯科治療は、治療の目的によって、予防矯正、抑制矯正、限局矯正、本格矯正に分類されます。

予防矯正は、成長発育中の不正咬合の発生を予防する処置や正常咬合の発育を促進する処置です。

乳歯列期や下顎前歯が萌出し始めるころまでの処置で、乳歯う蝕の修復や乳歯の早期喪失に対する空隙の保持、口腔周囲筋の訓練が含まれます。

抑制矯正は、不正咬合の初期にその原因を取り除いて正常な咬合に誘導したり、不正咬合の軽減化をはかる治療で、永久歯への生え変わり期において移動の必要な歯が限定される処置をいいます。

本格矯正は、マルチブラケット装置を広範囲に適用し個々の歯を再配列することによって,顎口腔機能および審美性を改善する治療をいいます。

ベネフィット

(1) 心理社会的ベネフィット

顎顔面骨格や口もとのバランスや調和を得ることによって、審美性の改善が得られ、行動が外向的になること。

(2) 口腔保健におけるベネフィット

不正咬合のリスクファクターを除去することによって、う蝕や歯周病を予防できます。

(3) 機能的ベネフィット

早期接触などの異常な咬合接触を除去することによって、咀嚼機能や発音機能が改善され、快適な機能を発揮します。

 

矯正治療の痛み

歯に圧力が加わると、ほとんどの方は痛みを感じます。

歯に矯正力を加えた直後では、歯に力の負荷を感じます。

これらを痛みとしては認識しませんが、半日から1日経過した時点で持続的な痛みを感じるようになります。

末梢組織において、矯正力によって炎症様反応が生じるためです。

痛みの感じ方は個人差が大きいですが、矯正歯科治療によって生じる痛みは、治療開始時期に最も著しいものです。

治療の回数を経るにしたがって徐々に感じにくくなる特徴があります。

これは、歯の移動によって生じる痛みが、未梢神経系のみならず、中枢神経系で複雑に制御されていることを示しています。

 

歯並びが悪くなる原因

不正咬合は複合疾患でいろんなことが原因で起こります。

① 歯の数が多い、少ない、歯の形態に先天的に異常があること。

②口腔習癖

口腔習癖は、正常咬合の成立条件である「筋の正常な形態と機能」を阻害します。

歯の移動をもたらす場合に不正咬合の原因となります。

それには習癖を行う時期、頻度、強さなどが問題となります。

代表的な口腔習癖には、母指吸引癖、舌突出癖、吸唇癖などがあり、口呼吸も含まれます。

(1) 母指吸引癖(指しゃぶり)

親指をくわえ、吸引する習癖で、吸指癖のなかで最も多いです。

出生直後から乳を吸うために、ヒトは哺乳反射をもっています。

また、生後の口腔機能の発展に伴い、生後4~5か月頃に乳児の90%近くが指しゃぶりを行うといいます。

したがって、乳児期の母指吸引癖は生理的なものといえます。

幼児期における心身の発育に伴い、3~4歳ころには母指吸引癖は自然に減少してきます。

習癖が継続すると、その頻度、時間、強度によっては不正咬合をもたらします。

上額前歯は唇側に押され、手指により前歯部は開咬(奥歯は噛んでいても、前歯がかみ合わずに開いている状態)となります。

口蓋に親指を押し当てて吸引する場合、頬圧が亢進し上額歯列の狭窄(左右の臼歯間の距離が狭くなる)と交叉咬合(上の奥歯が下の奥歯の内側に入ってしまう状態)が生じます。

(2) 舌突出癖(タンクスラスト)・弄舌癖(ろうぜつへき)

上下前歯の間に舌尖(舌の先)を突き出す癖をいいます。

開咬がある場合には、嚥下時の機能的適応として、口唇を閉じるとともに舌を上下歯間に突出させ口腔前方部の閉鎖を行います。

また、会話時、安静時にも舌の姿勢位として上下歯間に突出させることがあります。

このことが、不正咬合が維持される要因となっています。

(3) 吸唇癖

口唇を吸う癖をいい、下唇を吸う方が多いです。

この場合、上額前歯の唇側傾斜、下顎前歯の舌側傾斜、開咬などが起こります。

習癖が継続する場合、不正咬合の治療は難しくなります。

(4)口呼吸

アレルキー性鼻炎やアデノイドなどの鼻咽腔疾患が存在すると鼻呼吸が困難となり、口呼吸となることがあります。

この場合、口を開け、舌を低位として口で息をするため、咀嚼筋や口輪筋、頬筋と舌からの力のバランスが変化することになります。

下顎の下方への回転が起こり、開咬、 上顎前突(出っ歯)が生じます。

低位舌により、上顎歯列が狭窄を起こすと交叉咬合となります。

習慣性の口呼吸は習癖の指導で改善することがありますが、鼻咽腔疾患によるものは耳鼻咽喉科での対応を要します。

(5) 乳歯の早期喪失と晩期残存

乳歯の早期喪失は、後方歯の近心転位を招き、後継永久歯の萌出余地がなくなることから、叢生や埋伏の原因となります。乳白歯の保隙はこれを防ぐために行われます。

永久歯の喪失は、両隣在歯の欠損部位への傾斜、対合歯の挺出をもたらします。

乳歯が長期に残存すると後継永久歯の位置異常をもたらすことがあります。

(6) う蝕

乳歯は後継永久歯の萌出にとって、最良のガイドです。

隣接面う蝕により近遠心幅径が減少すると、歯列弓の周長が減少し、叢生の発現につながります。

また、歯冠の高径がう触により減少すると、対合歯の挺出をもたらすことがあります。

(7)小帯の異常

上唇小帯の高位付着は、正中離開をもたらします。

また、舌小帯の強直は、低位舌を引き起こしたり発音に影響を及ぼしたりすることがあります。

子どもとと大人の矯正歯科治療はどう違う?

子どもは大人のミニチュアではありません。

成長発育という大人にはない要素を持ています。子どもの成長を見守り、正しい方向に発育していくために矯正歯科治療を行います。

大人は、機能的な咬合で調和のとれた美しい顔貌を手に入れ、健康で良質な人生(QOLの向上)を送るために矯正歯科治療を行います。

育芯会では、できるだけ装置の目立たない矯正治療、インビザライン(マウスピース矯正)も行っております。

矯正治療はほとんどの場合、健康保険が適応されない自費診療になります。

治療費のお支払いも、金利負担なく、分割のお支払いも可能でございます。

計画的に安心してお支払いいただけます。

矯正相談は無料で行っております。気になる歯並びについてお悩みの方はご相談ください☺️

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆さまのご来院心よりお待ちしております

 

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詰め物・被せ物が取れてしまったら❓


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

皆さま、食事中、ガリっと堅い物を噛んだら歯の詰め物がはずれていた

という経験はないですか❓

実際よく初診の患者様で来院する原因になるのがこの詰め物が取れてしまった

ということも多いです。

歯の詰め物が取れてしまう原因は様々で、その多くは、経年による材料の劣化によるもや詰め物の下で虫歯になっていたりするものです。しかし、中には数カ月~半年ぐらいで頻繁に取れてしまう。という方もいらっしゃいます。

そこで今回は患者様からのご相談も多い「詰め物が取れてしまう」原因と、その対策ついてご紹介したいと思います。

詰め物が外れてしまう原因とその対策

原因1、 材料(主に、歯科用セメント)の劣化

被せ物や詰め物を歯と接着するために使われているセメントには、実は寿命があります。

その材料やお口の中の状態にもよりますが、一般的に保険で使用される歯科用セメントの場合、少しずつではありますが唾液によって溶かされてしまうという性質を持っているため、長年使っているとセメントが溶けてしまい、接着力が弱まってしまいます。

この場合、単純にセメントの劣化による詰め物の脱離であれば、新しいセメントで取れた詰め物を付け治せば特に治療の必要ありません。

◆必要な処置・治療◆

詰め物の詰め直し。

取れてしまった詰め物とセメントがついていたご自身の歯の部分を綺麗にしてから、新しくセメントをつけて接着します。
取れた詰め物をそのまま医院にご持参ください。

状態が良ければそのまま接着することができます。

 

原因2 詰め物の下が虫歯になっている

 

詰め物の精度が良くなかったことや、材料の劣化により歯と詰め物や被せ物の間に隙間が生じてしまうと、その隙間が生じたところから虫歯菌が入り込み、詰め物やかぶせ物の下で虫歯が繁殖してしまいます。

原因1、で挙げたセメントの劣化のケースにおいても、詰め物の下が虫歯になっていないというケースは実は稀で、大抵の場合は中が虫歯になってしまっています。

その場合は、虫歯になった部分をさらに削って新しい詰め物やかぶせ物をする必要があります。虫歯の大きさによっては神経をとる処置をしなくてはいけないケースもあります。

詰め物や被せ物の精度を上げるには、しっかりとした技術と実績のある先生を選ぶことはもちろんですが、保険適用の材料ではどうしても治療の精度に限界が出てしまうため、セラミックや、ジルコニアなどの精度や適合性に優れた材料を選択することもポイントとなります。

セラミックやジルコニアの詰め物、被せ物は自費診療となるため、保険診療と比べると高額になってきます。しかし、保険のものより精度もよく長持ちもしますのでぜひどうしようかなとお悩みの方がいらっしゃいましたら担当医やスタッフまでお気軽にご相談ください😊✨

医療費控除の対象にもなりますよ😊

◆必要な処置・治療◆

虫歯の治療
詰め物・被せ物のやり直し
精度の高い治療を受けることで再発リスクを抑えることができます。

 

原因3、経年によって噛み合わせが変化した

詰め物を入れた当初はピッタリとはまっていた詰め物でも、経年と共に高く感じるようになったり、段差があるように感じるようになることもあります。

これは主に、経年により噛み合わせに変化が生じたため、「以前の噛み合わせ」に合わせて作られたつめものやかぶせ物が、「現在の噛み合わせ」に合わなくなってしまったことで起こる症状です。

噛み合わせに変化が生じると歯全体にかかる力のバランスもアンバランスになってしまい、ある1点の場所に集中して力が加わってしまったりもします。これにより、詰め物が取れるといった症状につながる場合もあります。

この場合は、現在の噛み合わせに合った詰め物やかぶせ物に変えることで、詰め物が頻繁に外れるといった症状も収まります。

また、もともと噛み合わせが悪い場合や、噛み合わせを考慮せずに詰め物・かぶせ物を作成してしまった場合も同じような事が起こります。

もともとの噛み合わせが悪い場合は、詰め物の脱離のみではなく、全身的な骨格のバランスが崩れていたり、お顔に歪みが生じていたり、頭痛や肩こり、倦怠感といった症状を引き起こしている場合もありますので、自覚症状のある方は一度歯医者さんで噛み合わせのチェックをしてもらうといいと思います✨

◆必要な処置・治療◆

詰め物・かぶせ物のやり直し

現在のお口の状態に合わせて型取りして、新しいものを作っていきます。
場合によっては、噛み合わせの治療・矯正治療が推奨される場合もあります。

 

原因4 食いしばり、歯ぎしりなどのクセがある

睡眠中、歯をギリギリとすり合わせる歯ぎしりや、日常的に無意識のうちに歯を食いしばる癖のある方は、普段から過剰に歯に負担がかかっている状態にあります。

特に睡眠中の歯ぎしりは人によっては100キロ以上の力が加わりますので、歯へのダメージも相当なものになります。 そして、このような過剰な力が継続して長期的に加わると、当然ながら詰め物やかぶせ物も取れやすくなってしまいます。

どこの歯医者さんで治療してもいつもすぐに詰め物が外れてしまう。という方は、食いしばりや歯ぎしりのクセがないか確認してみましょう。

食いしばりや歯ぎしりはほとんどが無意識のうちに行われているので、なかなかご自身では気が付きにくいかもしれませんが、下記の様な症状がある場合は歯ぎしり、食いしばりをしてないか疑ってみてもいいと思います!

・歯がしみる。知覚過敏になっている
・物を噛むと顎が痛い
・歯のすり減りが激しい
・歯が欠けたり、割れたりしたことがある
・寝起きが悪く、朝起きたときに顎がだるい

◆必要な処置・治療◆

状態に応じて詰め物、被せ物のやり直し

ナイトガード

行動療法など

また、ボトックスを打つことで筋肉の働きを緩めて、食いしばりを緩和させることもできます。

ボトックスとはボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種で、精製して毒性を取りのぞいたものを治療に用います。筋肉のはたらきを緩める作用があるので、当院では歯ぎしりや食いしばりが強い方の治療方法に取り入れています。

詰め物や被せ物が取れてしまうと取れてまうと噛み合わせが変わったり、しみたりするのでお食事など普段の生活にも支障がでてきますよね😥

もし取れてしまったものがあれば歯医者さんに行く時は持参できるように捨てずにとっておいてください。使えない場合もありますが、状態がよければそのまま取れてしまったものをおつけすることもできます。

取れた際は出来るだけ早めに歯医者さんを受診して下さいね☺️✨

育芯会では急患の患者様を随時受け付けております✨

予約の患者様優先なので、ご希望に添えない場合もございますがまずはお気軽にお電話下さい☎️✨

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆さまのご来院心よりお待ちしております💓

 

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着色の原因と着色しやすいもの


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

今回は着色の原因や着色しやすいものについてお話したいと思います

 

着色の主な原因

歯の着色(ステイン)には、歯の表面に色素が付く「外因性」のものと、

歯の内部が変色する「内因性」のものがあります。

 

「外因性」の着色(ステイン)は、

飲食品に含まれる色素やタバコのヤニ(ニコチン、タール)などが歯の表面に固着したもので、歯の黄ばみなどの原因になります。

 ステイン着色の原因になりやすい食べ物は、コーヒー・紅茶、赤ワインやカレー、などが良く知られていると思います。

色の濃い食べ物には着色のもととなる、ポリフェノール、タンニンという物質が含まれている事が多いです。歯のエナメル質の表面にはペリクルという薄い膜で覆われています。

この膜に紅茶、コーヒー、ワイン、タバコのヤニなどが付着して着色が起こるのです。

特にタバコのヤニの成分であるニコチンやタールは褐色に変色する上、唾液の中のカルシウムなどと結びついて歯に固着し、黄ばみやすさに繋がります。

そして、着色が付きやすい物と言えば色の濃いコーヒーや赤ワインを思い浮かべると思います☕️

色のついていない白ワインでは着色はつかないのでは❓と思いますよね!

結論から言いますと、白ワインは色素は付きませんが着色の原因にはなります!

白ワインは、赤ワインよりも酸性が強く、歯のエナメル質を溶かしてしまいます。

溶けてしまった歯の表面には荒い溝ができてしまい、その溝に着色が入ってくすみの原因になってしまうのです。また、長い間お口の中に白ワインが滞留していることや、頻回に飲んでいるとエナメル質が溶けだしていくので着色だけでなく、むし歯にも注意が必要です!

 普段の生活で着色の原因となる食べ物や飲み物を口にした場合は早めに水でうがいをしたり歯磨きをしたりすると着色しにくくなります。

 外因性の部分的な着色にはクリーニングの際にPMTCやエアフローという方法で着色汚れを落とすことができます✨

また、全体的な黄ばみであれば、ホワイトニングがオススメです。

 

 

そして歯の内面より変色してくる「内因性」の着色は、

加齢とともに内側の歯の色が見えてくる場合があります。

 

歯は透明なエナメル質で覆われ、その内側には少し黄色い象牙質があります。

加齢によって透明なエナメル質は少しずつすり減っていく反面、内側の象牙質は厚みを増すため黄色味が強くなります。

そのため、年齢とともに歯の色が変化していく可能性があります。

この場合は、ホワイトニングを行うことで歯を白く、明るくすることができます。

他にも、むし歯などで歯の神経を取る処置を行った場合、時間がたつと歯が黒く見えることがあります。

神経を取った歯は、一般的なホワイトニングで歯を白くすることが難しいのですが、特殊なホワイトニングで白くする方法はありま す✨

 

生まれつき黄ばんでいることもある❓

歯の形成期中にある種の全身疾患にかかったり、エナメル質や象牙質の形成に異常が生じたりすると歯の色が変色することがあります。

このような原因で歯の色が変色している場合でも、根気よくホワイトニングを続けることで歯が明るくなることがあります。

ご自身の着色の原因が何なのかきになる方はぜひ担当医や担当衛生士にご相談ください✨

 

歯の黄ばみには、

①外因性の着色

②内因性の着色

の2種類があります。

 

・外因性の部分的な着色は、クリーニング・歯石取り、

・外因性の全体的な歯の黄ばみ、内因性の歯の黄ばみにはホワイトニングを行うことで明るく白い歯になることができます。

ホワイトニングでより白い歯に✨

 

ホワイトニングはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングというものがあります。

 

簡単に説明をすると、ホームホワイトニングは専用のマウスピースをつくり、専用のホワイトニング剤をお渡します。これを使用して患者様ご自身でご自宅にて行っていただきます。

 オフィスホワイトニングは歯科医院で行うものです。ホームホワイトニングよりも強い薬剤を用いた方法になり、ホームホワイトニングと比べると白くなりやすいです!

 審美的な白い歯をご希望の方にオススメです✨

今回は歯の着色についてお話しました

歯の着色、黄ばみなどでお悩みでしたらぜひ一度歯医者さんを受診してみてください✨

皆さまのご来院心よりお待ちしております

 

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所在地
〒103-0013
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Tel 03-6667-0964
(7/6〜7/8は内覧会となります)

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ホワイトスポット気になりませんか❓


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

今回はホワイトスポット(白斑)についてお話したいと思います✨

前歯にホワイトスポット(白斑)といわれる歯の一部に白い模様が出来ているのが

気になられている方いらっしゃいませんか❓

ホワイトスポットができる原因は2つに分類出来ます

ひとつはむし歯の極初期段階、もう一つはエナメル質形成不全症です。

前者であれば、更に進行していくと歯に穴が生じるようになるので注意が必要です。

後者であれば、そのままであっても、見た目はともかく特に健康上の問題はありません。

ホワイトスポットはどのようにしたらなくなるのでしょうか?

★むし歯菌による脱灰である場合 まずはお口の中を清潔にすることです。

この段階で削って詰める必要性は低いです。 唾液の中には、脱灰された歯を再石灰化する作用がある成分が含まれています。

再石灰化とは、脱灰されたところが治るということを意味しています。

進行したむし歯とは異なり削って詰めなくても自然に治ることが期待出来るのです。

そのためには、お口の中をきれいにしておかなければなりません。 磨き残し等の汚れが残ったままだと、それを栄養源にしてむし歯菌が活動するからです。

そこで、まず歯科医院での歯の掃除をうけることで、歯の表面をきれいにします。 そして、毎食後の歯みがきをていねいにしっかりと行なうことで、きれいな状態を維持します。

また、フッ素を使うことも有効です。フッ素には再石灰化を促進する働きがあります。

フッ素は、歯磨き粉に含まれているものもありますが、フッ素の洗口剤などより濃度が高いものを使う方が効果的です。こうして時間はかかりますが、自然に治すことが期待出来ます。

 

★エナメル質形成不全症 自然に治すことは期待出来ません。

歯の成長途上での異常が原因だからです。 エナメル質形成不全症によるホワイトスポットが気になる場合は、ダイレクトボンディング法やラミネートベニア修復法などが行なわれます。

ダイレクトボンディング法 ダイレクトボンディング法とは、ホワイトスポットの部分だけを少し削って、そこにコンポジットレジンとよばれる歯の色に似たプラスチック製の詰める治療法です。

簡単で、しかもエナメル質形成不全症を起こしていない部分に影響を及ぼすことがないという特徴があるのですが、経年的に変色して黄色味がかってくることがあります。

ラミネートベニア修復法 ラミネートベニア修復法とは、エナメル質の部分だけ0.3〜0.5mmほどの厚みで薄く削り、そこにセラミック製の覆いを貼付ける方法です。

ダイレクトボンディング法と比べて、歯全体を同じ色であわせるので、とてもきれいに仕上がります。しかし、ホワイトスポットを起こしていないエナメル質まで削らなくてはならないデメリットがあります。

では歯を削らない方法はないのか気になりますよね。

実はアイコンという特殊な薬剤があるのです!

アイコン(Icon®) アイコン(Icon®)は欧米で開発された薬剤で、歯を削らずに初期虫歯やホワイトスポット治療する材料です。

ドリルや麻酔を使わず、痛みもほとんどなくエナメル質を再石灰化しホワイトスポットの改善を見込みます。 削らずにホワイトスポットを有効に治療できる方法が他にないため、ヨーロッパではかなり一般的で確立され世間に認知されている安全な治療法です。

※白い変色以外にも茶色い変色(ブラウンスポット)にも有効な場合があります。

●アイコンの特長

・エナメル質における初期脱灰要因のホワイトスポット(前歯の白斑)に有効

素材は低粘度の光重合型レジン 歯を削る必要がない(ケースによる)

●アイコンがおススメの方

・ホワイトスポットが気になる ・前歯に生まれつき白い部分がある ・ホワイトニング後に白いまだら

模様が出てきた ・矯正治療後に装置を外したら白くなった

●アイコンでホワイトスポット解決が難しい場合・注意点●

・ご希望の方全てに適さない場合がある

・歯科医師の決定の元、治療適応になる ホワイトスポットがアイコンで適応にならない場合は、ダイレクトボンディングやラミネートベニアなどの治療選択肢もあります。

まずはお気軽にご相談ください♪

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、 「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。 今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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食品とう蝕誘発性


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

今回は食品とう蝕の誘発性についてお話していきます。

1.う蝕は食生活習慣病

習慣的に歯磨きを実践しているにも関わらずう蝕に罹患する人がいたり、砂糖の摂取量が多くてもう蝕に罹患しない人がいます。これは、う蝕は感染症ですが、発症にはさまざまな因子が複雑に絡み合う多因子性疾患のためです。う蝕はミュータンスレンサ球菌群による感染症ですが、その発症要因として主要なものが食生活習慣です。

①不溶性グルカン産生に関与する砂糖の摂取量

②プラークにおける酸産生に関与する糖類

③食事や間食の摂取方法

④睡液分泌を促進させる食事

⑤食物の粘着性や硬さなど、食物に関わる因子

以上が蝕の発症に大きく関与しています。

そのため、う蝕は食生活と密接に関連した生活習慣病の1つとして考えられております。

※発酵性糖質:プラーク中の細菌によって乳酸などの酸を産生する糖質をいいます。

2.ショ糖とう蝕の関連性

1) ショ糖はう蝕の原因物質

砂糖の主成分はショ糖です。ショ糖は発酵性糖質の中で最もう蝕誘発能が高い食品です。
砂糖を摂取すると、口腔内に存在するミュータンスレンサ球菌によりショ糖から不溶性グルカンが産生されます。

不溶性グルカンは粘着性をもち、歯の表面でほかの口腔細菌とともにプラークを形成します。

歯に付着したミュータンスレンサ球菌は、プラークの中で発酵性糖質を原料に乳酸などの酸を産生しますが、これにより歯質が脱灰*され、う蝕を形成します。

※ショ糖(スクロース):ショ糖はプラーク形成能と酸産生能をもちますが、グルコースやフルクトースはプラーク形成能はもたず、酸産生能をもちます。また、キシリトールはプラーク形成能と酸産生能のどちらももちません。

※脱灰:歯の無機質成分であるヒドロキシアパタイトが、酸によってカルシウムイオンとリン酸イオンになって溶けることをいいます。

2) ショ糖の摂取量とう蝕との関係

ショ糖摂取量とう蝕罹患との関連を明確に示した調査・報告例には

①47か国について国別に調べ、国民1人あたりの砂糖消費量と 12歳児のう蝕発生率(DMF 歯数)との有意な相関性を示した Sreebny (1982)の研究

②第二次世界大戦前後の砂糖消費量とう蝕経験者率を調査した疫学的報告

③オーストラリアのHopewood House の調査研究による食生活とう蝕発生に関する報告

 

これらの報告は、砂糖摂取量の増加がう蝕発生に影響することを示しています。

そのため、う蝕予防の1つとして、歯科保健指導による砂糖の摂取量(摂取回数)の制限が行われてきました。
近年の調査結果では,1人あたりの砂糖消費量が日本より数倍高い諸外国でう蝕の発生率が日本の1/2~1/3と低く、必ずしも砂糖の消費量とう蝕の発生率は相関しません。

しかし、この一見矛盾する結果は、う蝕と砂糖の関係を否定するものではなく、う蝕が多因子性疾患であるため、フッ化物や代用甘味料の応用および規則的な食生活などによって、その発症が抑制された結果によるものと考えます。

3) ショ糖の摂取頻度とう蝕との関係

1日3回の食事のたびに、食事に含まれる発酵性糖質によってプラークのpHは臨界 pH* (pH5.5)以下に低下し、歯のエナメル質が脱灰されます。

しかし、食事のときに分泌される睡液によってプラーク中の酸は中和され、カルシウムイオンとリン酸イオンが再び沈着し、歯は修復(再石灰化)されます。
食事と食事の間に頻繁に間食をとると、歯の脱灰が再石灰化を上回り、初期のう蝕が発生します。

また、就寝前に砂糖などの発酵性糖質を摂取してそのまま眠ってしまった場合、睡眠時は唾液の分泌が抑制されるため、プラークのpHは低下したまま回復せず、翌朝まで脱灰が進行します。
これらのことから、発酵性糖質のだらだらとした不規則な摂取を避け、1日3回の規則正しい食生活を送ることが、う蝕発生のリスクを下げることがわかります。
発酵性糖質がう蝕を誘発するという根拠は、発酵性糖質がプラークに作用すると、プラークの pHは臨界pHである 5.5 以下に低下し、う蝕活動性との関連を明らかにした Stephan カーブによるものです。
※臨界pH:歯の無機質が脱灰されるpHのことです。

3. う蝕予防のための食品の摂取方法

う蝕の発生には食生活が密接に関連しています。そのため、う蝕予防のための食品の摂取方法では、次のポイントに留意したいです。

(1)「何を食べるか」だけではなく、「どのように食べるか」、「いつ食べるか」という視点で食事や間食の摂取を考える。例えば、砂糖など発酵性糖質は食事時に摂取し、「だらだら食べ」をしない。

(2)唾液は自浄作用、緩衝(酸中和)作用、再石灰化促進作用を有し、う蝕の発症や進行を抑制します。そのため、生野菜、キノコ、海藻などの食物繊維を多く含む食品を取り入れるなど咀嚼回数を亢進させ、唾液分泌量を増加させる献立を工夫する。

(3) 間食にはプラーク中で酸を産生しない非う蝕性甘味料を使用したキャンデイー、チューインガム、スナック菓子などを選ぶ。

(4) 養育者の口腔からのミュータンスレンサ球菌感染を防ぐため、食器や食具を子どもと共有しない。

(5) チョコレート、キャラメルなど糖類が多く、粘着性の高い食品を摂取した後は、ブラッシングをする。

う蝕子防のための食品の選択には、「特定保健用食品(トクホ)」マークや「歯に信頼」マークが役立ちます。
「特定保健用食品(トクホ)」マークは、消費者庁が食品の効果・効能を認めた特定保健用食品のみに表示することができる許可マークで、歯に関しては「むし歯の原因になりにくい食品」、「歯を丈夫で健康にする食品」の表示が許可されています。
また、「歯に信頼」マークは、国際トゥースフレンドリー協会が食品テストを行い、摂取後 30分以内にプラークのpHを5.7以下に低下させない食品に対してのみ付けることが許可されたマークです。

4.う蝕予防とシュガーレスガム

①「シュガーレス」、「シュガーフリー」、「ノンシュガー」、「無糖」は、すべて同じ高味で使われる強調表示です。糖類(単糖類または二糖類)が食品100g(または飲料 100ml) 中に0.5g未満の場合に使用することが許されています。

②WHO(世界保健機関)は、う蝕のリスクと食品の関連性についてのエビデンスをランク付けしており、シュガーレスガムはキシリトールよりも高い評価を得ています。

③トクホマークのついたシュガーレスガムにはエナメル質の再石灰化促進効果が期待できるCPP-ACP (カゼインホスホペプチド-非結晶性リン酸カルシウム複合体、商標名リカルテント) やPOs-Ca(リン酸オリゴ糖カルシウム)などのカルシウム素材が配合されたものがあります。また、カルシウム素材にプラスしてフッ化物(緑茶エキス)が配合されたガムも販売されており、これら高機能シュガーレスガムが注目されています。

このような高機能シュガーレスガムなどをうまく取り入れ、「どのように食べるか」、「いつ食べるか」という視点で食事や間食の摂取を考えるとう蝕の発生が抑制されますので試してみてください。

 

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