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ホワイトスポット気になりませんか❓


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

今回はホワイトスポット(白斑)についてお話したいと思います✨

前歯にホワイトスポット(白斑)といわれる歯の一部に白い模様が出来ているのが

気になられている方いらっしゃいませんか❓

ホワイトスポットができる原因は2つに分類出来ます

ひとつはむし歯の極初期段階、もう一つはエナメル質形成不全症です。

前者であれば、更に進行していくと歯に穴が生じるようになるので注意が必要です。

後者であれば、そのままであっても、見た目はともかく特に健康上の問題はありません。

ホワイトスポットはどのようにしたらなくなるのでしょうか?

★むし歯菌による脱灰である場合 まずはお口の中を清潔にすることです。

この段階で削って詰める必要性は低いです。 唾液の中には、脱灰された歯を再石灰化する作用がある成分が含まれています。

再石灰化とは、脱灰されたところが治るということを意味しています。

進行したむし歯とは異なり削って詰めなくても自然に治ることが期待出来るのです。

そのためには、お口の中をきれいにしておかなければなりません。 磨き残し等の汚れが残ったままだと、それを栄養源にしてむし歯菌が活動するからです。

そこで、まず歯科医院での歯の掃除をうけることで、歯の表面をきれいにします。 そして、毎食後の歯みがきをていねいにしっかりと行なうことで、きれいな状態を維持します。

また、フッ素を使うことも有効です。フッ素には再石灰化を促進する働きがあります。

フッ素は、歯磨き粉に含まれているものもありますが、フッ素の洗口剤などより濃度が高いものを使う方が効果的です。こうして時間はかかりますが、自然に治すことが期待出来ます。

 

★エナメル質形成不全症 自然に治すことは期待出来ません。

歯の成長途上での異常が原因だからです。 エナメル質形成不全症によるホワイトスポットが気になる場合は、ダイレクトボンディング法やラミネートベニア修復法などが行なわれます。

ダイレクトボンディング法 ダイレクトボンディング法とは、ホワイトスポットの部分だけを少し削って、そこにコンポジットレジンとよばれる歯の色に似たプラスチック製の詰める治療法です。

簡単で、しかもエナメル質形成不全症を起こしていない部分に影響を及ぼすことがないという特徴があるのですが、経年的に変色して黄色味がかってくることがあります。

ラミネートベニア修復法 ラミネートベニア修復法とは、エナメル質の部分だけ0.3〜0.5mmほどの厚みで薄く削り、そこにセラミック製の覆いを貼付ける方法です。

ダイレクトボンディング法と比べて、歯全体を同じ色であわせるので、とてもきれいに仕上がります。しかし、ホワイトスポットを起こしていないエナメル質まで削らなくてはならないデメリットがあります。

では歯を削らない方法はないのか気になりますよね。

実はアイコンという特殊な薬剤があるのです!

アイコン(Icon®) アイコン(Icon®)は欧米で開発された薬剤で、歯を削らずに初期虫歯やホワイトスポット治療する材料です。

ドリルや麻酔を使わず、痛みもほとんどなくエナメル質を再石灰化しホワイトスポットの改善を見込みます。 削らずにホワイトスポットを有効に治療できる方法が他にないため、ヨーロッパではかなり一般的で確立され世間に認知されている安全な治療法です。

※白い変色以外にも茶色い変色(ブラウンスポット)にも有効な場合があります。

●アイコンの特長

・エナメル質における初期脱灰要因のホワイトスポット(前歯の白斑)に有効

素材は低粘度の光重合型レジン 歯を削る必要がない(ケースによる)

●アイコンがおススメの方

・ホワイトスポットが気になる ・前歯に生まれつき白い部分がある ・ホワイトニング後に白いまだら

模様が出てきた ・矯正治療後に装置を外したら白くなった

●アイコンでホワイトスポット解決が難しい場合・注意点●

・ご希望の方全てに適さない場合がある

・歯科医師の決定の元、治療適応になる ホワイトスポットがアイコンで適応にならない場合は、ダイレクトボンディングやラミネートベニアなどの治療選択肢もあります。

まずはお気軽にご相談ください♪

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、 「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。 今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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皆さまのご来場心よりお待ちしております😊✨

 

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食品とう蝕誘発性


こんにちは😊

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

今回は食品とう蝕の誘発性についてお話していきます。

1.う蝕は食生活習慣病

習慣的に歯磨きを実践しているにも関わらずう蝕に罹患する人がいたり、砂糖の摂取量が多くてもう蝕に罹患しない人がいます。これは、う蝕は感染症ですが、発症にはさまざまな因子が複雑に絡み合う多因子性疾患のためです。う蝕はミュータンスレンサ球菌群による感染症ですが、その発症要因として主要なものが食生活習慣です。

①不溶性グルカン産生に関与する砂糖の摂取量

②プラークにおける酸産生に関与する糖類

③食事や間食の摂取方法

④睡液分泌を促進させる食事

⑤食物の粘着性や硬さなど、食物に関わる因子

以上が蝕の発症に大きく関与しています。

そのため、う蝕は食生活と密接に関連した生活習慣病の1つとして考えられております。

※発酵性糖質:プラーク中の細菌によって乳酸などの酸を産生する糖質をいいます。

2.ショ糖とう蝕の関連性

1) ショ糖はう蝕の原因物質

砂糖の主成分はショ糖です。ショ糖は発酵性糖質の中で最もう蝕誘発能が高い食品です。
砂糖を摂取すると、口腔内に存在するミュータンスレンサ球菌によりショ糖から不溶性グルカンが産生されます。

不溶性グルカンは粘着性をもち、歯の表面でほかの口腔細菌とともにプラークを形成します。

歯に付着したミュータンスレンサ球菌は、プラークの中で発酵性糖質を原料に乳酸などの酸を産生しますが、これにより歯質が脱灰*され、う蝕を形成します。

※ショ糖(スクロース):ショ糖はプラーク形成能と酸産生能をもちますが、グルコースやフルクトースはプラーク形成能はもたず、酸産生能をもちます。また、キシリトールはプラーク形成能と酸産生能のどちらももちません。

※脱灰:歯の無機質成分であるヒドロキシアパタイトが、酸によってカルシウムイオンとリン酸イオンになって溶けることをいいます。

2) ショ糖の摂取量とう蝕との関係

ショ糖摂取量とう蝕罹患との関連を明確に示した調査・報告例には

①47か国について国別に調べ、国民1人あたりの砂糖消費量と 12歳児のう蝕発生率(DMF 歯数)との有意な相関性を示した Sreebny (1982)の研究

②第二次世界大戦前後の砂糖消費量とう蝕経験者率を調査した疫学的報告

③オーストラリアのHopewood House の調査研究による食生活とう蝕発生に関する報告

 

これらの報告は、砂糖摂取量の増加がう蝕発生に影響することを示しています。

そのため、う蝕予防の1つとして、歯科保健指導による砂糖の摂取量(摂取回数)の制限が行われてきました。
近年の調査結果では,1人あたりの砂糖消費量が日本より数倍高い諸外国でう蝕の発生率が日本の1/2~1/3と低く、必ずしも砂糖の消費量とう蝕の発生率は相関しません。

しかし、この一見矛盾する結果は、う蝕と砂糖の関係を否定するものではなく、う蝕が多因子性疾患であるため、フッ化物や代用甘味料の応用および規則的な食生活などによって、その発症が抑制された結果によるものと考えます。

3) ショ糖の摂取頻度とう蝕との関係

1日3回の食事のたびに、食事に含まれる発酵性糖質によってプラークのpHは臨界 pH* (pH5.5)以下に低下し、歯のエナメル質が脱灰されます。

しかし、食事のときに分泌される睡液によってプラーク中の酸は中和され、カルシウムイオンとリン酸イオンが再び沈着し、歯は修復(再石灰化)されます。
食事と食事の間に頻繁に間食をとると、歯の脱灰が再石灰化を上回り、初期のう蝕が発生します。

また、就寝前に砂糖などの発酵性糖質を摂取してそのまま眠ってしまった場合、睡眠時は唾液の分泌が抑制されるため、プラークのpHは低下したまま回復せず、翌朝まで脱灰が進行します。
これらのことから、発酵性糖質のだらだらとした不規則な摂取を避け、1日3回の規則正しい食生活を送ることが、う蝕発生のリスクを下げることがわかります。
発酵性糖質がう蝕を誘発するという根拠は、発酵性糖質がプラークに作用すると、プラークの pHは臨界pHである 5.5 以下に低下し、う蝕活動性との関連を明らかにした Stephan カーブによるものです。
※臨界pH:歯の無機質が脱灰されるpHのことです。

3. う蝕予防のための食品の摂取方法

う蝕の発生には食生活が密接に関連しています。そのため、う蝕予防のための食品の摂取方法では、次のポイントに留意したいです。

(1)「何を食べるか」だけではなく、「どのように食べるか」、「いつ食べるか」という視点で食事や間食の摂取を考える。例えば、砂糖など発酵性糖質は食事時に摂取し、「だらだら食べ」をしない。

(2)唾液は自浄作用、緩衝(酸中和)作用、再石灰化促進作用を有し、う蝕の発症や進行を抑制します。そのため、生野菜、キノコ、海藻などの食物繊維を多く含む食品を取り入れるなど咀嚼回数を亢進させ、唾液分泌量を増加させる献立を工夫する。

(3) 間食にはプラーク中で酸を産生しない非う蝕性甘味料を使用したキャンデイー、チューインガム、スナック菓子などを選ぶ。

(4) 養育者の口腔からのミュータンスレンサ球菌感染を防ぐため、食器や食具を子どもと共有しない。

(5) チョコレート、キャラメルなど糖類が多く、粘着性の高い食品を摂取した後は、ブラッシングをする。

う蝕子防のための食品の選択には、「特定保健用食品(トクホ)」マークや「歯に信頼」マークが役立ちます。
「特定保健用食品(トクホ)」マークは、消費者庁が食品の効果・効能を認めた特定保健用食品のみに表示することができる許可マークで、歯に関しては「むし歯の原因になりにくい食品」、「歯を丈夫で健康にする食品」の表示が許可されています。
また、「歯に信頼」マークは、国際トゥースフレンドリー協会が食品テストを行い、摂取後 30分以内にプラークのpHを5.7以下に低下させない食品に対してのみ付けることが許可されたマークです。

4.う蝕予防とシュガーレスガム

①「シュガーレス」、「シュガーフリー」、「ノンシュガー」、「無糖」は、すべて同じ高味で使われる強調表示です。糖類(単糖類または二糖類)が食品100g(または飲料 100ml) 中に0.5g未満の場合に使用することが許されています。

②WHO(世界保健機関)は、う蝕のリスクと食品の関連性についてのエビデンスをランク付けしており、シュガーレスガムはキシリトールよりも高い評価を得ています。

③トクホマークのついたシュガーレスガムにはエナメル質の再石灰化促進効果が期待できるCPP-ACP (カゼインホスホペプチド-非結晶性リン酸カルシウム複合体、商標名リカルテント) やPOs-Ca(リン酸オリゴ糖カルシウム)などのカルシウム素材が配合されたものがあります。また、カルシウム素材にプラスしてフッ化物(緑茶エキス)が配合されたガムも販売されており、これら高機能シュガーレスガムが注目されています。

このような高機能シュガーレスガムなどをうまく取り入れ、「どのように食べるか」、「いつ食べるか」という視点で食事や間食の摂取を考えるとう蝕の発生が抑制されますので試してみてください。

 

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お子さまの歯を親子で守ろう


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

今回はお子さまの歯を親子で守っていくために小児歯科についてお話します。

お子さまが、学校検診で虫歯と言われた、

また歯磨き中に歯が黒くなっているのに気がついたといったようなことがあると思います。

虫歯の場合は虫歯を取り除く処置が必要になります。

しかし、歯医者さんに初めて来るお子さまはこわいという気持ちが少なからずあります。

その場合はまずはこわいという気持ちを少しずつ減らせるよう、

歯医者の環境や器具に慣れていくところからスタートさせて頂きます。
泣いてしまうお子さまもまずは歯医者さんに来られるような環境作りから始めています。

①歯医者さんの雰囲気に慣れてもらう

歯医者さんに初めて来院される時は、緊急時以外はすぐに治療をしません。
お子さまとしっかり向き合い、「診療台に座る」「器具を触ってもらう」練習をします。
とにかく歯医者さんの雰囲気に慣れてもらう、

そして私たちと仲良くなってもらうことから始めます。

②痛くない、不快感の少ない治療(無痛治療)

お子さまも大人同様に、「痛み」を感じると歯医者嫌いになってしまいます。そのため、当院では次のようなステップを踏んで、可能な限りの無痛治療を実施しています。

痛みを和らげる表面麻酔

表面麻酔を塗ることにより、注射針を刺す時の痛みを緩和します。

痛みを感じにくい極細注射針

針が細ければ細いほど、針を刺す時の痛みは少なくなります。当院では現在発売されている中で一番極細の針(33G)を使い注射することで、痛みを抑えます。

注射器をなるべく見せないようにする

注射器が視界に入ることで、恐怖心をお子さんに抱かせてしまう場合があります。そのためなるべく注射器を視界に入れないよう上手く麻酔することで、リラックスして治療を受けてもらいます。

虫歯にならないように

虫歯になってしまった場合は虫歯を取り除く治療が必要ですが、虫歯にならないように予防することもとても大切です。
定期的にフッ素を塗布したり、6歳臼歯、12歳臼歯といった6歳、12歳頃に生えてくる大人の歯にシーラントという処置をして虫歯を予防することができます。

シーラントとは?

虫歯は歯の溝から進むことが多いので、奥歯の溝に白い詰め物をうすくすることで溝を埋め、溝から虫歯になりにくくする処置のことです。この処置は歯を削る必要はありません。また、噛み合わせに影響がないよう薄く塗布しますので、噛み合わせの心配も不要です。
乳歯の奥歯2本(計8本)や6歳臼歯、12歳臼歯に行います。

お母さま、お父さまが子どもの歯を守る

もちろん、お子さまの力だけでは虫歯を予防することはできません。歯医者で虫歯の治療が終わったから、予防処置をしてもらったからもう大丈夫だろうと安心してもいけません。
お母さま、お父さまがきちんと歯磨き、または大きくなっても仕上げ磨きをし、小さい頃から食習慣にも気を配ってあげることが大切です。
いくら歯医者さんで虫歯予防の処置をしても、お家できちんとケアできていなければ虫歯になってしまいます。
そのために、歯磨きのやり方、フロスの使い方、食習慣についてもきちんとご指導させて頂きますので、お母さま、お父さまも一緒にお子さまの歯を守っていきましょう。

小児歯科・親子予防についてのよくある質問

歯磨きはいつからすべきですか?

乳歯が生えてきたら歯磨きをしましょう。
最初はなかなか思うように磨かせてくれませんが、歯磨きの音楽テープやビデオを利用するなど、楽しく磨けるように工夫しましょう。習慣づけることが大切です。

子供が歯医者に行きたがらないのですが・・・

いきなり治療をすることはあまりありません。
無理やり治療するのではなく、まずは歯医者さんに慣れて頂きます。

慣れてきてから徐々に治療をしていきますので、一度いらしてみて下さい。

何才からフッ素塗布した方が良いですか?

乳歯でも永久歯でも生えて間もないときはフッ素の効果は高いので、

歯が生えてきたらできるだけ早い時期から歯医者でフッ素塗布をすることをお勧めします。

子どもがまだ小さいですが、診ていただけますか?

もちろんです。当院では、お子さまも安心して通っていただけるような環境作りをしております。
また、泣いて嫌がってしまうお子様もいらっしゃいますが、無理に治療を進めることもしません。優しく声かけしながらお口の中を拝見していきますので、是非一度いらしてください。

子供は何歳から診てもらえますか?

何歳からでも大丈夫です。お口の中で気になることがあればご来院ください。

子どもが治療を怖がっていますが、大丈夫でしょうか?

初めは恐怖心は誰にでもあります。

慣れない場所や人を怖いと思ってしまうことは多くのお子様にあることだと思います。
当院では、お子様に合わせてまずは練習から始めて、

保護者の方に理解と協力を得て治療を行っていきます。

お子さまのペースに合わせた丁寧な治療を心がけておりますので、一度ご相談ください。

 

全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

スタッフ一同お待ちしております✨

当法人5院目・人形町駅前クロス歯科・矯正歯科は2023年7月6日NEWオープンいたします!

内覧会は7月6、7、8日に行いますので是非いらして下さい☆

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歯周病と食生活②


江東区東大島にある歯医者

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今回も歯周病と食生活についてお話します。

 

咀嚼と食品

1)咀嚼の定義

咀嚼とは、食物が口腔内に入った後、歯・顎・舌・筋などの働きによって食物が砕かれ(粉砕
)、すりつぶされ(臼磨)、睡液と混和されて、嚥下しやすい食塊になることをいいます。さら
に、ヒトは食物を咀嚼することによって「味わう」ことができます。

2)咀嚼の目的

咀嚼の目的は食物の消化・吸収を助け、生命維持に必要な栄養素を摂取することです。
しかし、かむ必要のない液状の経腸栄養剤の摂取だけでは健康を維持できません。

咀嚼とはヒトの心と体の健康維持に効果があり、生涯にわたって、健康で生きがいのある人間らしい生活を営むための基本となる重要な行為といえます。

3)咀嚼の仕組み

食物を咀嚼するとき、無意識のうちに下顎を上下させる開閉口運動を繰り返します。
このリズミカルな開閉口運動は、中枢神経を介する経路で引き起こされ、食事中に誤って舌を
かんでしまったときなどのように反射的に開口して咀嚼を中断する顎反射を備えています。
また、歯根膜や口腔粘膜などには感覚センサーが存在し、情報を脳に伝え、中枢神経系とネッ
トワークを形成し、咀嚼運動を調節しています。例えば、口の中に髪の毛が1本混入するだけ
で異物感を感じることができるのは、歯根膜の感覚センサーの働きによるものです。

4) 咀嚼機能の発達

乳児期の食物摂取は、本能的な哺乳運動(吸啜運動)によって行われます。

摂取する食品は液体であるため、いつも同じ運動パターンで摂取することができます。
しかし、咀嚼運動は哺乳運動とは異なり、食品の物理的性質によって咀嚼度合いが異なるため
、出生後に学習・トレーニングを受けて発達し、獲得されていきます。咀嚼の基本的機能が獲
得される時期は、哺乳期及び離乳期であり、特に「離乳を正しく進めること」は咀嚼機能の発
達のために重要です。
また、咀嚼機能の発達には中枢神経と歯根膜などの感覚センサーのネットワークの構築が重要
です。そのため、歯を喪失することは正常な咀嚼機能の発達を妨げることになります。
乳児期から学齢期では口腔の解剖学的な成長・発達、咀嚼機能の発達過程に応じた食品選択あ
るいは調理形態指導、および食品のソフト化による咀嚼能力の低下を防ぐ食材の選択が重要で
す。また、咀嚼による睡液の分泌促進、繊維性食物による機械的清掃効果が期待される多様な
食材の選択も考慮すべきです。

高齢期になり歯を喪失すると、一般に義歯が用いられるが、咬合力はおよそ1/4に低下し、食感
も悪くなります。義歯装着者の場合、義歯によって口腔の容積が狭められるなどの変化を伴う
ため、新たな咀嚼運動の学習が必要になります。義歯装着者の食生活指導では、「何をどのよ
うに食べられるようになりたいのか」といったことも目標に掲げ、咀嚼運動の学習を支援する
ことも重要です。

5) 咀嚼の効用

咀嚼には、さまざまな効用があることが知られています。

(1) 栄養素の吸収を助ける。

(2) 胃腸の働きを促進する。

(3) 食物本来の味がわかり、おいしく味わえる。

(4) 顎骨や咀嚼筋に刺激を与え、正常な成長・発育を促進させる。

幼児期から小児期によくかまないと、後続する永久歯の萌出スペースが十分確保できず、不正

咬合を引き起こし、う蝕・歯周病・顎関節症の発症リスクを高める。

(5) 睡液の分泌を促進する。

唾液はう蝕、歯周病、酸食症の発症リスクを低下させる。

(6) 肥満の予防

私たちは空腹感や満腹感を胃や腸ではなく間脳の視床下部にある空腹中枢と満腹中枢で感知し

ています。よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食物の摂取量が少なくなり、さらにイン

スリンの分泌も低下することが報告されています。よく噛んで食べることは,摂食量の減少→

肥満予防→生活習慣病予防につながります。

(7) 脳の活性化

よく噛んで食べることは脳血流量を増加させ、脳を活性化します。車の運転中にチューインガ

ムを噛んで眠気を防止したり、スポーツ選手が集中力を高めるためにチューインガムを噛んで

いるのは、そのよい例です。さらに、この脳の活性化が学習効果を向上させることが幼稚園児

を対象とした研究で明らかにされました。また、認知症専門病院の入院患者の咀嚼能力は介護

保険施設等の入居者よりも低いとの報告もあり、咀嚼が認知力の低下を抑制する可能性を示唆

しています。

(8) 誤嚥の防止

高齢者は咀嚼機能や嚥下機能が低下しているため食物をのどに詰まらせたり、誤嚥を起こすこ

とが多く、十分に咀嚼することによって安全に飲み込むことができます。

(9) 発がん物質の働きを抑える

睡液中のラクトペルオキシダーゼが発がん物質の変異原性を低下させます。これは、ラクトペ

ルオキシダーゼが発がん物質により生成する活性酸素を消去することによります。

(10)その他

咀嚼機能を維持している高齢者は、そうでない高齢者と比較し、バランス機能(平衡機能)が

高いことが報告されています。バランス機能が低下すると転倒しやすくなり、転倒で骨折など

すると生活の中の自立度が低下し、そのまま寝たきりや要介護となる可能性が高くなります。

すなわち、よく咀嚼することは健康寿命の延伸や QOLを高めることにつながります。

 

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歯周病と食生活①


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歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位である

 

平成28年度歯科疾患実態調査によれば、30代以上の3人に2人が歯周病に罹っていることから、

国民病とよばれています。

また、歯周病は食生活がその発症に関与するため、生活習慣病ともよばれています。

歯周組織破壊の主な原因は歯と歯肉の間に蓄積したプラークです。

プラークに生存する嫌気性細菌が産生する毒素によって歯肉炎を引き起こし、

さらに進行すると歯を支えている歯槽骨が壊されていきます。

そのため、プラークを残さないようにすることが歯周病予防の基本となります。

 

食事・栄養では以下のことに気をつけましょう。

繊維質の多い歯ごたえのある食物を摂取することを心がけましょう。

軟らかい食物は、食べかすが歯に付着しやすく、プラークを増やす要因となります。

にんじん、ごぼう、レタス、セロリなど不溶性食物繊維に富む野菜。さらに干し椎茸、切り干し大根、するめなど弾力のある乾物は、食物自体が歯肉や歯をこすり、歯磨き効果により口腔のプラークをつきにくくします。
また、噛むことにより唾液分泌が促進され、自浄作用により細菌の付着を抑制し、また、唾液
中の抗菌物質(リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、IgA) は細菌の増殖を抑えます。

 

加えて発酵性糖質を多く含む食物をとりすぎないようにしましょう。

発酵性糖質はプラークを
形成する細菌の栄養源であり、細菌の活動を助けてしまいます。

主食・主菜・副菜のそろったバランスのよい食事を心がけましょう。

歯周病は慢性の炎症性疾患であり、バランスのよい食事は慢性炎症を抑えます。

栄養素のうちタンパク質は免疫システムの主役であり、特にタンパク質が不足した低栄養に陥ると唾液や
免疫系がうまく機能せず、歯周病の発症リスクが高くなります。

肥満や糖尿病は、不規則で不健康な食事から起こることが多いです。

糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼしあっており、糖尿病の人はそうでない人に比べ歯周病になるリスクが高くなり
、逆に歯周病になると糖尿病の症状が悪化します。

魚油に多く含まれる n-3系多価不飽和脂肪酸には抗炎症作用があり、DHAやEPAは歯周病のリ
スクを低下させると考えられています。

また、マグネシウム不足は歯周病の悪化をもたらします。

カルシウム、ビタミンDは歯や骨の無機質形成に関与しており、ビタミンCは象牙質や歯槽
骨の主要タンパク質であるコラーゲンの生合成に必須ですが、喫煙によって破壊されます。

抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、カロテンを野菜や果物から摂取しましょう。

歯周病は歯周組織で過剰に好中球から生じた活性酸素によって脂質やタンパク質が酸化され、
歯周組織の破壊が生じる疾患と考えられています。
抗酸化物質は活性酸素を消去し、酸化ストレスから歯周病を予防する(酸化ストレスとは酸化
反応によって引き起こされる生体にとって有害な反応のこと)

歯周病は数多くの因子による相互作用によって発症する多因子性の疾患であるため、1つの因
子の制御が直ちに歯周病抑制につながるわけではないことに留意しなければなりません。

 

酸蝕症と食生活

う蝕と歯周病に次ぐ第3の歯の疾患としてトゥースウェア (tooth wear) が注目されています。

トゥースウェアとは咬耗、摩耗、アブフラクション、酸蝕症をさします。

このうち、酸蝕症は口腔内細菌の関与がない酸による化学的な歯の溶解をいいます。
う蝕や歯周病と同様、食生活に関与するため、生活習慣病ととらえられています。
酸蝕症の病因は内因性(胃液など体の中から口腔内に出てくる酸が原因)と外因性(飲食物な
ど体の中から口腔内に入ってくる酸が原因)に大別されます。
このうち、最も多いのは酸の強い食品のとりすぎによるものです。

酸蝕症の臨界pH(エナメル質の臨界pHは5.5)に関する統一的見解は得られていないが、

歯が酸に長時間さらされるとエナメル質が溶けて象牙質がむき出しになり、

歯がしみたり(知覚過敏)、もろくなって歯が欠けたりします。

 

酸蝕症にならないためには、酸の強い食品の過剰な摂取を控えましょう。

例えば、

・ダイエットのために黒酢などお酢系飲料(pHI 3.1)を習慣的に飲み続ける。

・美容のために毎日レモン(pH2.1) やグレープフルーツ (pH3.2)を食べる。

・運動後の水分補給のためにスポーツドリンク (pH3.5)を少しずつ飲み続ける

・コーラ(pH2.2)が好きでお茶代わりに飲む

などの食習慣のある人は酸蝕症に注意しましょう。

 

健康志向の高い人ほど酸蝕症のリスクが高くなる傾向にあります。

強い酸性の飲食物を口にしたら、長時間口の中にためず、水(pH7.0)や
緑茶(pH6.2)で洗口する習慣をつけるといいです。

酸性飲食物のちびちび飲み、だらだら食べは、唾液による洗浄作用や中和作用(緩衝作用)が
間に合わず、酸食症になるリスクを高めます。

乳児に哺乳ビンでスポーツドリンク (pH3.5)などを飲む習慣をつけないようにしましょう。

口が渇いているときは唾液の分泌が少ないので酸性の飲料水は避け、緑茶(pH6.2)、麦茶
(pH6.5)、ミネラルウォーター(pH6.9~7.0)、牛乳(pH6.8)などにしましょう。

就寝時は唾液の分泌量が少なくなるため、就寝前の飲食は控えましょう。

 

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乳幼児の口腔疾患について


乳幼児の口腔疾患について

乳幼児の虫歯はどのようなことに気を付けたら良いでしょうか?是非、確認してみてください♪

1) 乳歯う蝕の特徴

乳歯は永久歯と比較すると石灰化度が低く、エナメル質、象質の厚さが薄い、歯髄腔が大き
く髄角が突出していることからう蝕に罹患しやすく、罹患すると進行が速い。
また、同時に多数の歯および歯面にう蝕が発生します。
①罹患率が高い。
②進行が非常に速い。
③生活環境に影響を受けやすい。
④う蝕の発症に年齢変動がある。
⑤自覚症状が乏しい。

2) 乳歯う蝕の罹患率

厚生労働省が行う歯科疾患実態調査によると、平成28年の乳歯う蝕罹患者率は、

2歳児で7.4%、4歳児で36.0%、6歳児で45.5%でした。
1人平均う蝕指数(DFT)では、平成11年の調査では、3歳児では2.1本、6歳児では5.0本、平
成28年の調査では3歳児では1.0本、6歳児では2.4本と減少し、う蝕は明らかに減少してきて
います。

3)乳歯う蝕の好発部位

う蝕がよくできる歯の部位は年齢によって異なります。
・2歳頃までは上顎乳切歯唇側面(上の前歯の唇側)
・2〜3歳頃までは上顎乳切歯隣接面(上の前歯の歯と歯の間)
・3歳前後には上下顎乳臼歯咬合面(上下奥歯の噛む面)
・3歳6か月からは上下顎乳臼歯隣接面(上下奥歯の歯と歯の間)

4) その他のう蝕罹患型

哺乳う蝕

哺乳う蝕とは、適切な離乳時期を超えて長期にわたり就寝時に母乳や人口乳を授乳したり、
哺乳瓶に糖質を含む飲料を入れて飲ませたりすることで重度のう蝕が発生します。
下顎前歯部や上顎第二乳臼歯は健全かその他の歯に比べ軽度であるなど、特徴的な所見を呈
します。
哺乳瓶に人工乳や甘味飲料を入れて就寝前などに飲ませることで起こるう蝕が、哺乳瓶う蝕
として知られています。
近年では、スポーツドリンクを哺乳瓶に入れて摂取させるなどが問題となっています。
これらの習慣の改善や卒乳指導など行う必要があります。

b. ランパントカリエス

急速で広範囲に発症したう蝕です。
通常は罹患しにくい下顎前歯部にもう蝕が発生し、最も悪性が高いう蝕です。

C. ネグレクティッドカリエス

食事の提供や口腔清掃など、保護者が小児の健康を保つことに必要最低限の世話を行わない
ことをネグレクトといい、口腔内が非常に不潔となり認められる重度のう蝕です。疼痛があるにもかかわらず歯科治療の形跡がほとんどない、治療が途中になっていることも
特徴です。

5) 乳歯う蝕の為害作用

①全身的為害作用

食生活・全身抵抗力への影響

う蝕により歯を抜いたところに食物残渣がたまることや、歯髄炎による疼痛などにより、冷
たいものや硬いものが食べられなくなり、偏食につながることがあります。
偏食により食物摂取が不十分になると栄養状態が不良になり、全身抵抗力の低下へつながり
ます。

歯性病巣感染

歯性病巣感染とは、う蝕の病原細菌により異なる臓器が病気となることをいいます。
感染性心内膜炎や、慢性腎炎、慢性関節リウマチなどを引き起こすことがあります。
C.心理的影響
前歯部のう蝕による歯の変色や喪失などの審美障害は、小児にも心理的影響を引き起こすこ
とがあります。

6) 局所的為害作用

咀嚼機能の低下

う蝕の進行による歯冠崩壊、歯の喪失のため、十分に咀嚼することができなくなります。

歯列・咬合への異常

う蝕による歯冠崩壊は、近遠心的な歯列周長ならびに上下顎的咬合高径の減少を起こします。
よって、歯列周長の減少は後継永久歯萌出スペースの不足につながります。
乳歯に根尖病変があることで、永久歯は病変を避けようと萌出方向が変化し、萌出方向異常
や埋伏することがあります。

後継永久歯の形成障害

乳歯う蝕による慢性根性歯周炎により、後継永久歯に形成障害を引き起こすことがあります。
この形成不全の歯をターナー(Turner) 歯と呼びます。
生えてきたばかりの永久歯が濃い白色や茶・黄色などの変色がみられ、歯の質が弱くなりま
す。
虫歯になりやすく、虫歯になると進行が速いため、フッ素入りの歯磨剤を使用することや、
歯科医院でフッ素塗布をして予防することが大切です。

周囲軟組織への影響

根性歯周炎による歯肉膿瘍、う蝕によって崩壊した鋭利な歯冠が、舌や頰粘膜に褥瘡性潰瘍
を引き起こすことがあります。

永久歯う蝕の原因

乳歯う蝕を放置することで、未成熟な幼若永久歯は容易にう蝕に罹患します。

発音障害・口腔習癖の原因

前歯部のう触による歯冠崩壊や早期喪失により、発音障害や舌突出癖などの習癖をまねくこ
とがあります。

7)幼若永久歯のう蝕

幼若永久歯の特徵

歯根が未完成である永久歯のことをいいます。
幼若永久歯と成熟永久歯を比較すると、以下の特徴が挙げられます。

①エナメル質が未成熟である(萌出直後のためまだ成熟していない)。
②象細管が太く、外来刺激を受けやすい。
③象分質の厚さが薄く、歯髄が大きい。
④咬耗が少ないため、咬合面形態が複雑である。

8) 永久歯う蝕の罹患状況

歯科疾患実態調査によると、10~14歳の永久歯う雑患指数(DMFT)は、
1981年では5.52、1999年では3.18、2016年では1.04と減少しています。

9) 第一大臼歯のう蝕

平成28年歯科疾患実態調査では、10〜14歳の第一大臼歯う蝕罹患率は上顎で5.7%、下顎で
9.4%と永久歯う蝕で最も高い。
萌出直後の第一大臼歯は乳歯列の遠心に萌出するため、萌出に気づくことが遅れます。
通常のブラッシングでは歯ブラシの毛先が歯面に当たらず、歯面清掃が困難です。
また、対合歯が咬合平面に達していないため、嚙み合っておらず、自浄作用の期待ができま
せん。また、遠心部が歯肉弁に覆われ不潔となるため、う蝕に罹患しやすくなります。

10)母乳とう蝕

近年、産科や小児科では親子のスキンシップの一環として、子どもが自然に母乳を飲まなく
なるまで授乳してよいと指導されています。離乳が開始され、糖を含む食物を摂取するよう
になれば、授乳の継続はう蝕を重症化させる可能性があります。
保護者の育児を支援する姿勢で、卒乳指導を含む十分な指導を行う必要があります。

11)う蝕になりやすい習慣

①間食回数が多い

砂糖を含む間食を頻繁に摂取する習慣は、う蝕発生のリスクを最も上昇させます。間食を摂
取するたびに口腔内の細菌から酸が産生され、う蝕が発生しやすい状態になります。ただし
、小児にとって間食は三食では摂取しされない栄養素の補食としての側面もあるため、間食
を摂取しないように指導するのは適切ではありません。砂糖を多く含む飲食物を習慣的に間
食として選ぶのは避けるのが良いでしょう。

②就寝前、就寝中に間食を摂っている

就寝中は唾液の流量が低下し、自浄作用が期待できません。
口腔内の食物残渣や砂糖が長く口腔内に貯留しやすくなります。

③砂糖の摂取量が多い

砂糖の摂取量とう蝕の発生には相関があります。ただし、単に量を減らすよりも摂取の回数
やタイミングが大きく影響します。
だらだら食べをしないように注意しましょう。

④三度の食事が十分でない

三食の量が十分でなかったり、摂取していなかったりすると間食の量が多くなります。
また、規則的に摂取できているか、食事のバランスが適切か、ということも精査しましょう。

⑤清涼飲料水を多く摂取している

清涼飲料水の多くには、砂糖を中心に多くの糖質が含まれているため、う蝕リスクを上昇さ
せます。特に、スポーツドリンクや乳酸菌飲料は、飲ませ方によっては重度のう蝕を招くこ
とが知られています。スポーツドリンクは、小児科医が発熱時に小児に与えるよう指示する
ことがありますが、そのために保護者が小児の健康によいと誤認して常飲させる例がありま
す。
また、小学校高学年以降になって部活動などで激しい運動をする小児のなかに、水分補のた
めに頻回にスポーツドリンクを摂取する場合があります。乳酸菌飲料については、整腸効果
を期待して飲用させている保護者が多いです。しかし、これらの飲料には特に多くの糖質が
含まれていることに注意が必要です。

12)う蝕になりにくい歯をつくる

乳歯や幼若永久歯はその構造的特徴から酸の影響を受けやすく、う蝕になりやすい。特に、
完全萌出に時間を要する第一大臼歯では、萌出開始後1年6か月以内に最もう蝕が発生しゃ
やすいと考えられています。このような歯のう蝕予防を図るには、萌出後早いうち、あるい
は顎骨の中で歯が形成されている段階から、う蝕になりにくくするための方法をとるのが望
ましいです。

① フッ化物の利用

乳歯や幼若永久歯の歯質は成熟永久歯と比べて、構造が未熟なために耐酸性が劣るが、フッ
素を取り込みやすい特徴があります。

現在国内では、市販されているほとんどの歯磨剤にフッ化物が含まれており、家庭で手軽に
利用できます。歯磨剤に含まれるフッ素を効果的に利用するためには、1日2~3回のような
高い頻度で、食後に利用することが推奨されています。
歯科医院にて定期的にフッ素塗布を行うことも効果的です。

13)定期健診の重要性

子どもの成長が終了するまで一定期間ごとに来院いただき、継続的な口腔領域の管理を行う
ことが理想です。乳歯列期や混合歯列期でのう蝕や口腔習癖などの異常の発生は、顎骨の成
長阻害や歯列不正を引き起こす危険性を増加させます。このため、定期健診を通じて口腔領
域の健康な状態の維持を図り、もし新たな異常が発見されたら早期に治療を行い、その後、
う蝕などの管理を継続することが健全な永久歯列の獲得のためには重要となります。

 

当院ではお子様やご両親に対して歯ブラシ指導を行っております。

お子様自身での歯ブラシもとても大事ですが、小学生の間までは手先もまだ器用ではない為、

ご両親の仕上げ磨きがとても重要となります。

また、う蝕罹患率の高い歯と歯の間はフロスを使用するなど、

歯ブラシだけでは汚れを取りきれない場合がほとんどです。
分からないことや心配なことがございましたら、何でもご相談下さい☺️

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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二次カリエス


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

カリエス=「虫歯」です。

では「二次カリエス」とは?

二次的に出来た虫歯、つまり「一度治療した虫歯のまわりに再びできた虫歯」のことです。

   

なぜ、治療した歯に虫歯ができるのか?

「虫歯ができちゃったけど、ちゃんと歯医者で治療したから、この歯はもう大丈夫!」と思っていませんか

一度虫歯治療で歯を削って詰めもをしたり、被せものを入れた歯は、何も治療していない健康な歯にくらべると、虫歯のできる確率はぐっと高くなります。

なぜなら、詰め物や被せには必ず元の歯との継ぎ目があります。この部分にはどうしても大なり小なり段差や微細な溝ができます。

この部分に歯垢がたまりやすいのです。特にセメントが取れたり外れかかっているような部分には深いところまで菌が入りこんでいきます。

そもそも、虫歯というのは歯の溝や歯と歯の隙間などプラークがたまりやすい場所にできます。プラークとは虫歯菌の塊、菌はどんな狭い隙間でも繁殖することができます。反対にツルツルとした平たい面にはくっつきにくいので、歯の先端や真ん中のあたりでは繁殖しにくい傾向があります。つまり一度虫歯治療をした歯は健康なツルツルの歯より虫歯菌が繁殖しやすく、虫歯になりやすいのです。

「二次カリエス」で歯が危なくなる

虫歯菌も生き物である以上、繁殖してどんどん増えて行きたいので自分の住む場所を増やすために、歯を溶かして穴を広げていきます。

この虫歯菌に溶かされた穴が虫歯なのですが、歯の表面エナメル質は硬く丈夫なので、穴が開くまで時間がかかります。対して歯の内部の象牙質は軟らかく虫歯菌に溶かされやすい性質です。

一度虫歯治療で詰めものをした部分はエナメル質がありません。継ぎ目から侵入した虫歯菌は直接象牙質に到達できてしまうのです。しかも、象牙質の部分も一回目の虫歯でかなりなくなっていますので、神経の入っている歯髄まですぐに到達してしまいます。

ここが二次カリエスの怖いところです。

剥き出しになった歯髄には虫歯菌以外にもさまざまな菌が入ってきます。こうした菌が歯髄に入ると歯の神経が壊死します。このとき痛みを発する場合もあれば、痛みがでない場合もあります。痛みがでない場合は二次カリエスの進行に気づかず、どんどん歯の中身が溶けてなくなっていきます。

特に被せものや詰めものの内側で進行する二次カリエスは気づきにくく、最終的には歯が欠けてくる、詰めていたものが取れてくる、神経の先で炎症が起きているなどなにか症状がでないと気づかない場合も多いです。

 

「虫歯」「二次カリエス」の予防

まずご自身ですぐできることは、基本的な歯磨きを丁寧にする、定期検診に行く習慣をつけることだと思います。

歯磨きは鏡を見ながらやると、詰め物があるところ・歯のカーブ・窪みなどより気をつけて磨いていくことができます。またフロスや歯間ブラシなどご自身の歯や歯茎の状態にあった補助的清掃用具を使うことで歯ブラシだけでは取りきれないプラークを落としていくことができます。

また、定期検診に行くことで虫歯のチェックをしてもらったり、歯のお掃除を専門家にしてもらうことができます。歯科専用の器具でお掃除していくのでご自身のセルフケアで取りきれなかったプラークや歯石を除去してもらえます

定期的にレントゲン写真を撮ることも大切で、目では見えない詰め物の下の虫歯などはレントゲン写真を撮ることで分かることもよくあります。

そうすることで、二次カリエスはもちろんまだ虫歯になっていない健康な歯も守ることができます

その次に大切なこと、詰めものや被せものが取れかけたら出来るだけ早く処置することです。そのまま放っておくとその時痛みがなくても徐々に痛みが出てきたり、虫歯が進行して最悪抜歯になるケースもあります。

歯医者でも銀歯が取れてしまったと来院する患者様は多いです。特にその銀歯が古いものであった時は大体中は虫歯になって黒くなっています。

それをそのまま放置するということは虫歯が進み抜歯になる可能性が高くなるということです。

ぜひ詰めもの、被せものが取れそう・取れてしまったという時はすぐに歯医者さんへ行って下さい!

当院でも急患の患者様を出来るだけ受け入れる様にしています。ご希望のお日にち、お時間に添えない場合もありますが、ぜひご相談下さい☺️

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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電動歯ブラシでも使える おすすめ 歯科専売品歯磨き粉


こんにちは

江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

今回は電動歯ブラシユーザーの皆さま必見の

電動歯ブラシでも使える

歯科衛生士が本当におすすめする

歯科専売品歯磨き粉5選をご紹介いたします

LOFTさんや東急ハンズさんなどはもしかしたらお取り扱いがあるかも

電動歯ブラシユーザーの皆さま、、、

市販の研磨剤入りの歯磨き粉を使ってませんか?

実は市販のものだと研磨剤が荒いものもあり逆に歯面(エナメル質)を傷つけてしまうこともあるんです

今回は研磨剤が入っていても電動歯ブラシで使用できるもの2つと

研磨剤無しのもの3つをご紹介していきたいと思います

〜研磨剤有り〜

研磨剤有りのものは歯の表面についた着色をしっかり落としてくれます

ルシェロホワイト(清掃剤)

〔ホワイトニング歯磨き粉〕

⇨タバコをよく吸う方、ワイン、コーヒー、紅茶などをよく飲む方におすすめです!

4つの力で歯を白く!
弱アルカリ性のペーストがステインを浮かし、歯にやさしいLime粒子がステインを落とします。

―4つの力で歯を白く―
◆弱アルカリ性で汚れをうかす
「ルシェロ歯みがきペースト ホワイト」は、弱アルカリ性。歯の表面に付着したステインを落としやすくします。
◆歯よりやさしいLime粒子で汚れを落とす
歯質より軟らかくキメ細やかなLime粒子(清掃剤)を配合。高濃度に配合したLime粒子とブラッシングで落としにくいステインを除去します。
◆PEG400で「やに」を落とす
薬用成分「ポリエチレングリコール(PEG)400」が、タバコの「やに」を溶解除去します。
◆フッ素が再石灰化を促進
薬用成分「モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)」950ppmが歯質の再石灰化を促進し、むし歯の発生と進行を予防します。

 

クリンプロ 歯みがきペーストF1450

フレーバーがソフトミント・シトラスミントの2種類あります

再石灰化を有効にサポート。
高濃度フッ化物(フッ化ナトリウム)1450ppmとfTCP(カルシウム、リン酸)の配合により再石灰化を促進し、う蝕を予防します。

低発泡性

CPC、IPMPが歯周炎を予防

グリチルリチン酸ジカリウムが 歯槽膿漏を予防

味が美味しいので歯磨き時間も楽しいです

 

〜研磨剤無し〜

研磨剤無しのものは歯・歯ぐき・修復物を傷つけずに優しく磨けます

☆SPTジェル

 

⇨歯周病が気になる方に!フッ化ナトリウム1450ppm F配合なので虫歯予防もしっかりできます

歯肉の防御力を高めて歯周病を防ぐ
無研磨ジェルタイプのハミガキ

4つの薬用成分が歯周病の発症を防ぎ、弱った部位を
やさしくじっくりみがける無研磨ジェルタイプのハミガキです。

 

コンクール ジェルコートF

高い殺菌力で虫歯・歯肉炎を予防します

発泡剤無配合なので泡立たずじっくり時間をかけて磨きたい方におすすめです

院内では再石化を促進させるフッ素コートジェルとして、 患者様には、う蝕・歯周病を予防できる歯みがきジェルとして、 ニーズに合わせてご使用いただける歯みがき剤です。

効果・効能

ムシ歯の発生および進行・歯周炎(歯槽膿漏)・歯肉炎の予防、口臭の防止。

 

トータルケア

⇨歯周病・虫歯・口臭・知覚過敏症状をこれ一本でケアできちゃいます

いろんな症状がある方におすすめ!

様々な口腔内リスク(歯周病・う蝕・知覚過敏症状・口臭)を1本でトータルケアできる歯みがきジェルです。

歯面にしっかり密着し唾液に溶けにくい「高密着ジェル」と、磨きはじめから薬用成分を素早く放出する「高リリース機能」のダブル効果で効率的に薬用成分が歯面に行き渡ります。
歯面や修復物にやさしい「研磨剤・清掃剤フリー」で、電動歯ブラシにもご使用いただけます。

 

毎日のケアで虫歯予防・口臭ケア・歯周病予防しましょう

 

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プラークまでしっかり磨けてますか❓


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江東区東大島にある歯医者 

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

皆さん毎日しっかり歯磨きしているのに、虫歯になったり歯肉が腫れていたりすることありませんか

実はしっかり歯磨きしているつもりでも、磨けていない方多いんです!

食べカスなどは目に見えるので一生懸命落としますが、プラーク(歯垢)はどうでしょうか

歯の表面に付くヌルヌル、ザラザラとしたプラークには、たくさんの細菌が潜んでおり、虫歯や歯周病の原因になります。

また、表面がザラつくことによってそこに汚れがつきやすくなりどんどんプラークが溜まっていきます。

しかし、プラークは歯の色と似ているため、目視だけでは付着しているのかどうかがはっきりとはわかりません。

歯磨きでプラークを綺麗に落とすには、まずはそのプラークをはっきりと可視化してあげることが1番の近道です

そこで、染め出し液を使ってプラークを染め出していきます。

当院でもブラッシング指導時には染め出し液を使って、患者さまとどこが磨けていないのか一緒に確認していきます

これにより、普段の歯磨きで磨き残している場所を目で確かめることができ、歯磨き方法を改善することができます。

 

☆染め出し液について☆

染め出し液とは、歯に付着しているプラーク(歯垢)を染め出して、目で確認できるようにするためのものです。

現在市販されている染め出し液は、合成食用色素を使用したものが大部分を占めています。

その色素は食品の色付けにも使用されているものなので飲み込んでしまっても大丈夫です!

 

染め出し剤は赤、赤と青の二色、青に染まるものがあり、形状としては液状のもの、錠剤、ジェル状のものが市販されています。

 

当院では赤と青の二色に染まる液状タイプのものを使用しています。

赤く染まったプラークは新しいプラーク、

青く染まったプラークは古いプラークです。

この判断によって、歯ブラシが当たっていないところが一目でわかります。

染め出し液の使い方

①普段の歯磨きをした後、染め出し液を含ませた綿球で歯の隅々まで塗ります。

 ご自宅でやる時は綿棒に含ませてやるとやりやすいです

 ※染め出し液はお口の回りについても徐々に落ちていきますが、当院ではつきにくく

  落ちやすいように処置前にワセリンをお口の回りに塗っています。

  ご自宅でやる時もワセリンやリップクリームをお口の回りに塗ってからやって

  いただくとつきにくいですよ♪

②お水でお口をゆすぎます。

 この時にゆすいだお水がお洋服につくとシミになりますので、お洋服につかない様に

 気をつけて下さい。

 ③磨き残しを鏡でチェックします。

色がついて残ったところはプラーク(歯垢)が付着しているところ、つまりしっかり磨けていない場所になります。

 

④どこの歯のどの部分が磨けていないのか確認しながら、色がついたところがなくなるまで、丁寧に歯磨きをしてプラークを落としていきます。

 

毎日しっかり磨いてるつもりでも染め出し液を使うと、残っているプラーク(歯垢)が意外とあります。染め出し液を使って目では確認することで、ご自身の歯磨きの改善点が見えてきます

いつもと同じ場所が染まるようであれば、歯磨き方法を改善していく必要があります。

当院では衛生士が染め出し液を使ったブラッシング指導を行なっております。

染め出し液を使ってご自身の磨き残しをチェックして、磨き残しのない綺麗な歯を目指しましょう✨

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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歯周病ってどんな病気❓


こんにちは 江東区東大島にある歯医者

ハートリーフ歯科クリニック東大島 ブログ担当です。

 

今回は歯周病についてご紹介いたします。

 

◆歯を失うことになる原因のトップは歯周病

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

現在歯周病は20代で74%、30代で81パーセントの人が歯周病にかかっているといわれています。

歯周病は、歯と歯肉の境目(歯肉溝)に付着したプラークが原因で進行します。

歯肉溝の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、

さらに進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。

◆進行した歯周病になっている可能性の高い状態

・赤くぷよぷよとした歯肉

・歯磨き時に出血

・ものを噛んだときの痛み

・大きく動く歯

・口臭が気になる

・歯肉が下がって歯と歯の間にすきまができてきた

・朝起きたときに、口のなかがネバネバする

こんな症状がある方は進行した

歯周病になっている可能性が高いです

◆歯周病を進行させる因子(リスクファクター)

・糖尿病 ・喫煙 ・ストレス

・歯ぎしり、くいしばり、かみしめ

・不適合な冠や義歯 ・不規則な食習慣

・全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)

・薬の長期服用

・部分的に歯がない 

 (歯がある方で噛むため負担が増加し、歯周病を部分的に進行する)

・両親が若い時から入れ歯だった

・口で呼吸することが多い

・免疫抑制剤を飲んでいる、あるいは免疫低下の状態

このような方は歯周病になりやすいあるいは

進行が速い傾向にあるため歯科医師に相談することをお勧めします。

 

◆歯周病の進行の仕方

〔健康な歯肉〕

特徴

薄いピンク色の歯肉。

歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある。

歯肉が引き締まっている。

ブラッシングでは出血しない。

 

〔歯肉炎〕

特徴

赤色の歯肉。

歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。

ブラッシングで出血する。

腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する。

 

〔歯周炎〕

特徴

赤紫色歯肉。

歯と接している歯肉が更に腫れる。

ブラッシングで出血や膿がでる。

歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる。

歯肉が退縮して歯が長く見える。

歯周ポケットが深くなり骨(歯槽骨)が溶ける。

歯周病の怖いところは

初期段階で自覚症状がなく、重篤な状態になって初めて

痛みや違和感などにより気づくことになるのです。

 

◆歯周病の治療方法

歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊である

「プラーク」であり

取り除かなければ歯周病の進行は食い止められません。

治療は、原因のプラークや細菌の温床となる歯石を取り除く

「歯周基本治療」を行います。

これは患者さんがおこなう「セルフケア」と、

歯科医院でおこなう「プロフェッショナルケア」です。

◆歯石および歯垢除去法

歯の表面に付着した歯石や歯垢などの除去にはスケーラーと

呼ばれる専門器具が使用されます。

〔超音波スケーラー〕

超音波スケーラーは、超音波振動を利用したスケーラーです。

スケーラを歯の表面にあてて、歯石や歯垢などを広範囲で効果的に除去します。

〔ハンドスケーラー〕

手動で歯石や歯垢などを除去する際に用いるスケーラーです。

細かな箇所に対応することができるため仕上げを丁寧にすることが可能です。

 

 歯周病を悪化させる原因は「プラーク」だけでなく、

喫煙や糖尿病などいろいろあります。

プロフェッショナルケアを中心に、

歯周病の原因一つひとつ取り除く治療全体が、

「歯周基本治療」なのです。

歯周基本治療は、軽度の歯肉炎の段階でも、

中等度、重度に進行している人にも共通する治療です。

 一方、歯周ポケットが深かったり、

根の形状が複雑で汚れが取り除けず、

歯周基本治療だけでは難しい場合は、
「歯周外科治療」をおこないます。

 治療後の検査で改善が確認できたらメインテナンス、

治っていなければ再度治療を行い、

歯周病は一生向き合っていかなくてはならない病気なのです。

今回は歯周病についてご紹介いたしました

歯周病の怖いところは

初期段階で自覚症状がなく、重篤な状態になって初めて

痛みや違和感などにより気づくことになるのです

ご自身での毎日のブラッシング、セルフケア

歯科医院での歯周基本治療しっかりして健康な歯・歯ぐきを

保てるように頑張りましょう

一人一人にあったセルフケア用品も

歯科衛生士がご提案させていただけます

ご自身にあったセルフケアを一緒に見つけましょう

 

育芯会では、全ての患者様に安心して診療を受けていただけるよう、感染管理の研修を行い、

「正しい感染管理システム」、「常に清潔なクリニック」を心がけています。

今後も徹底したコロナ対策、感染管理を行っていきますので、安心してご来院下さい。

皆様のご来院お待ちしております♪

 

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